内容説明
とびきりの名碗八〇点の見どころを、形・高台・釉・文様などのポイントごとに解説。各ジャンルの茶碗の特徴・名の由来・歴史が、簡潔・明解に整理されて、すぐわかる。
目次
第1章 唐物―茶人の美意識(天目―中国の陶工がつくりあげた名茶碗)
第2章 桃山―創作への転換(長次郎―寂びたる利休美学の結晶;美濃―創造力の爆発 ほか)
第3章 江戸―優美な味わいを求めて(萩・薩摩―朝鮮渡来の陶工により創始されたやきもの;楽代々―長次郎を継ぐ茶碗 ほか)
第4章 茶人と茶碗―個性が選ぶ楽しい茶碗(小林一三―逸翁と号した数寄風流の茶人;川喜田半泥子―自由闊達な作陶に耽る ほか)
著者等紹介
矢部良明[ヤベヨシアキ]
1943年神奈川県大磯町生まれ。東北大学文学部美術史科修了。東京国立博物館陶磁室長、同館考古課長を経て、現在、人間国宝美術館館長。蒼庵主人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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