白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

茶の湯の茶碗 第4巻 和物茶碗Ⅱ

 

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出版社内容情報
「茶碗の教科書」「茶碗図鑑」として、末永く愛される啓蒙書〉
〈いつも手軽に書棚から引き出せる待望の「茶碗」シリーズ、第4弾〉

1碗につき4頁を割き、今まで掲載されることが少なかった側面や見込みなどの写真も掲載し、最新の研究成果を踏まえ、明解な作品解説(茶碗の特徴・茶の湯との関係など)と法量や伝来・付属品、箱書などの詳細な情報とともに、次世代へ伝えたい100碗の茶碗たちの魅力を余すことなく紹介します。
第四巻は、江戸時代の和物茶碗を知る上で欠かすことのできない京焼の茶碗60碗を紹介するとともに、これまであまり知られていなかった地方の窯や陶工が制作した茶碗40碗についても、その特徴や制作背景を踏まえ、どのように京焼と繋がっているのかを探っています。

内容説明
江戸時代になると、美濃や唐津の窯を中心に作られていた茶器や懐石具が、京都で作られるようになった。―京焼の誕生である。パイオニアの一人である陶工・野々村仁清の作品は、その後の京焼、さらには国内諸窯に多大な影響を与えた。本書では、江戸時代の和物茶碗を知る上で欠かすことのできない京焼の茶碗を紹介するとともに、これまであまり知られていなかった陶工や窯の茶碗についても、個々の特徴や制作背景、前時代からの影響などを踏まえて、その魅力に迫る。

 

目次
第1章 江戸時代前期・中期の京焼―創始と展開(野々村仁清粟田口焼;修学院焼 ほか)
第2章 江戸時代後期の京焼―多士済々の時代(初代清水六兵衞;初代高橋道八;青木木米 ほか)
第3章 国内諸窯の勃興―流行と個性(朝日焼(京都)
膳所焼(滋賀)
赤膚焼(奈良) ほか)
総論 江戸時代の和物茶碗を知るために

 

著者等紹介
梶山博史[カジヤマヒロフミ]
昭和50年(1975)、神戸市生まれ、岐阜市育ち。大阪大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了。島根県立美術館島根県立芸術文化センター建設室、兵庫陶芸美術館勤務を経て、現在は中之島香雪美術館学芸課長。専門は美術史・日本陶磁史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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