白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

日本の五感 小堀遠州の美意識に学ぶ

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

日本の五感 小堀遠州の美意識に学ぶ

日本の五感 小堀遠州の美意識に学ぶ

 

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目次
第1章 みる「視覚」(亭主の意図;華甲の茶事 ほか)
第2章 きく「聴覚」(きくことで、見える;湯返しの音 ほか)
第3章 かぐ「嗅覚」(一木四銘;茶席の香 ほか)
第4章 あじわう「味覚」(二段構えのご飯;遠州公の葡萄酒 ほか)
第5章 ふれる「触覚」(「卯花墻」;国宝「喜左衛門」と「利休ととや」 ほか)

 

著者等紹介
小堀宗実[コボリソウジツ]
昭和31年(1956年)9月17日、遠州茶道宗家12世小堀宗慶の長男として生まれる。昭和54年学習院大学法学部卒業の後、臨済宗大徳寺派桂徳禅院にて、大徳寺518世福冨以清禅師のもとで禅の修業を積み、昭和56年師より「宗以」の号を授かる。昭和58年副家元に就任。平成12年大徳寺管長福冨雪底老師より、「不傳庵」「宗実」の号を授かり、平成13年元旦より、13世家元を継承する。伝統文化の普及と精神文化の向上に努め、海外においても文化交流活動を積極的に行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報
日常のふとしたことを意識するだけで、日本人の豊かさに改めて気づける。遠州茶道宗家家元、小堀宗実が華甲を迎えて語る境地。
日本人が古来大切にしてきた「五感」に基づく美意識を、茶道の視点からひもとく。

 

【目次】
序 綺麗さび
珠光のわび茶から利休へ
利休と遠州
心くばりの茶会

第一章 みる [視覚]
みる [視覚]
亭主の意図
華甲の茶事
南国茶会
見極める
正客とは
再会した「紅葉」とさらにふたたび
歴史や背景を知る
掛物。墨跡から小倉色紙まで
擁翠亭
心境で変わる、ものを見る目
銘をつける
茶入「橋立」への思い入れ
目利き
見えないものを、見る

第二章 きく [聴覚]
きく [聴覚]
きくことで、見える
湯返しの音
銅鑼の音
言葉をかけるタイミング
松籟
湯返しの音を合図に、光を

第三章 かぐ [嗅覚]
かぐ [嗅覚]
一木四銘
茶席の香
お香の銘
中立の香り
後入の香り

第四章 あじわう  [味覚]
あじわう  [味覚]
二段構えのご飯
器の話、道具の選び方
会席の箸
東西の味

第五章 ふれる [触覚]
ふれる [触覚]
「卯花墻」
国宝「喜左衛門」と「利休ととや」
新しいものをつくるということ
虫食いの茶杓
利休の「尺八」と遠州の「深山木」
茶杓の違い


五感のキーワード
1 デュアルスタンダード
2 しめる
3 若いと青い
4 残心
5 感性の伝承

 

小堀 宗実[コボリ ソウジツ]
昭和31年遠州茶道宗家12世小堀宗慶の長男として生まれる。学習院大学法学部卒業の後、臨済宗大徳寺派桂徳禅院にて大徳寺518世福冨以清禅師のもとで禅の修業を積み、昭和56年師より「宗以」の号を授かる。昭和58年副家元に就任。平成12年大徳寺管長福冨雪底大老師より、「不傳庵」「宗実」の号を授かり、平成13年元旦より、13世家元を継承。海外でも交流茶会や記念茶会や講演会、遠州流茶道こども塾を開催するなど茶道による文化交流活動を積極的に行っている

 

 

 

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