内容説明
2006年の制度発足以降、個別労働紛争の解決手段として活発に利用され、法律家などからは一般に高く評価されている労働審判制度。実際に制度を利用した紛争当事者の評価は?紛争当事者から高く評価されたのは、費用?時間?解決内容?それとも―紛争解決のあるべき姿も、見えてくる。
目次
第1部 序論(雇用労使関係の変化と労働審判制度の意義;労働審判制度利用者調査の概要)
第2部 利用者からみた労働審判制度(分析編)(労働審判制度利用者の動機と期待;労働審判制度の基本的特徴の検証―迅速性・専門性・適正性;金銭的側面からみた労働審判制度 ほか)
第3部 労働審判制度のこれからを考える(提言編)(労働審判制度の意義と課題―労働法学の視点から;労働審判制度の実務と可能性―裁判官の立場から;労働審判制度の実務と課題―労働者側弁護士の立場から ほか)
著者等紹介
菅野和夫[スゲノカズオ]
東京大学名誉教授、日本学士院会員仁田道夫[ニッタミチオ]
国士舘大学経営学部教授佐藤岩夫[サトウイワオ]
東京大学社会科学研究所教授水町勇一郎[ミズマチユウイチロウ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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