出版社内容情報
比較法やロシア・東欧法を研究する著者が、4か国(旧ソ連・ロシア、ポーランド、韓国、ベトナム)の法廷を訪ねて観察した裁判傍聴記。内容説明
日本ではあまり馴染みがないかもしれない国々の法廷から見えてきた、人と社会のさまざまな姿。1980年代から現在に至る裁判傍聴の記録。
目次
第1章 裁判所と私 一九八一年・モスクワ
第2章 陪審裁判こと始め 二〇〇三年・ウラジヴォストーク
第3章 「バール魔」の芝居見物 一九九五年・ワルシャワ
第4章 バザールのアルメニア人たち 二〇〇三年・ワルシャワ
第5章 ある国民参与裁判の記録 二〇一二年・ソウル
第6章 ベトナムの参審判裁判 二〇一五年・ハノイ
補論 裁判員制度の論じ方
著者等紹介
小森田秋夫[コモリダアキオ]
1946年東京都生まれ。1970年東京大学法学部卒業、76年同大学院法学政治学研究科博士課程修了、立教大学法学部助手。1978年北海道大学法学部助教授、85年同教授。1988年東京大学社会科学研究所助教授、93年同教授、05年同所長。2010年神奈川大学法学部教授、2017年同大学特別招聘教授。現在、東京大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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