┣■今は世界のほとんどの国で見掛ける『高層ビル』。逆に無い方が珍しくて観光地として有名にもなりそうだけど(苦笑)、便利だからドンドン建てられるのでしょうね。その最新技術がオールカラーで解説されています。表紙の【あべのハルカス】情報から『解体技術』『建築技術』が実に分かりやすく図解・写真解説されており、感心しました。【洋泉社】のムック本は本当にハズレが少ないですね。
┣■赤坂見附の【グランドプリンスホテル赤坂】は、実際帰り道に見続けてきたので「そうそう、そんな感じ」と懐かしかったですね。あんな巨大なビルがキレイに騒音すらほどんと聞こえずに解体させてしまうのですがら、恐るべき技術です。ビルにとってみれば暗殺者です。ただこの技術、バラして再び組み立てられるのは無理そうですね。
┗■古代の日本建築技術も紹介されています。当たり前ですが全て木造です。建築とは異なりますが、千葉県での液状化現象を防ぐために地中に丸太を何本も埋めて対処する新技術が紹介されてましたね。木造もまだまだ捨てたものではなさそうなので、うまく融合させれば「新たな建築技術」はまだまだ生まれてきそうです。お薦めの1冊です。