出版社内容情報
「発達障害だから」ですませないために、一人ひとりの「くせ」を理解する
私たちは身の回りにある様々なものごとを、頭の中でどのように処理しているのだろうか? 発達障害のある人が感じる生きづらさの背景には、「情報処理の仕方の独特さ」という具体的な要因がある。本書では、そのような独特な「くせ」に注目することで「その人ならではの特徴」を理解し、一人ひとりの日常生活の中でのつまずきに対処するためのヒントを示す。内容説明
私たちは身の回りにある様々なものごとを、頭の中でどのように処理しているのだろうか?発達障害のある人が感じる生きづらさの背景には、「情報処理の仕方の独特さ」という具体的な要因がある。本書では、そのような独特な「くせ」に注目することで「その人ならではの特徴」を理解し、一人ひとりの日常生活の中でのつまずきに対処するためのヒントを示す。
目次
第1章 「コミュニケーション」の背景にある「ものの見方・考え方」(コミュニケーションは難しい;「言葉にしなくてもわかってくれる」とは限らない;悩みを言葉にしづらい理由;考えが「浮かびすぎる」という困難)
第2章 「感情の理解」の背景にある「ものの見方・考え方」(自分の感情に気づく;感情に振り回されないために;体調に気づく;助けを求めにくい理由)
第3章 「勉強の仕方」の背景にある「ものの見方・考え方」(「得意なこと」は一人ひとり違う;簡単なことから一歩ずつ;学習意欲が高まるほめ方;「自由に遊ぶ」のは難しい)
第4章 「仕事の仕方」の背景にある「ものの見方・考え方」(なぜ仕事は大変なのか;「ミスの原因」を考える;「状況の変化」に備える;頑張りすぎを防ぐために)
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1983年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター専任講師などを経て、東京大学大学院臨床心理学コース教授。博士(教育学)、臨床心理士、公認心理師黒田美保[クロダミホ]
東京大学大学院医学系研究科脳神経学専攻博士課程修了。国立精神神経医療研究センター、福島大学、名古屋学芸大学等での勤務を経て、帝京大学文学部心理学科教授。博士(医学)博士(学術)、公認心理師、臨床発達心理士、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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