※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。
出版社内容情報
★ 悠久の時をつなぐ伝統と趣を、
わかりやすく解説。★ 文化としての変遷、所作、組香など。
★ もっと知りたい香りのこと。
★ 「雅」に触れて味わう時間が、
豊かな気持ちを届けてくれます。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆日本史を彩る藤原道長や織田信長、
徳川家康等の権力者達を魅了してきた香木があります。
その香木=沈香は日本国内では採れず、
東南アジアにのみ産する自然の神秘を秘めた希少品です。
例え同一の香木であっても、
その香りはいろいろな条件によって
さまざまな表情を魅せ、
一瞬一瞬で千変万化します。香木との出会いはまさに人との
出会いに似ています。
上質な香りを持つ木を国内に持たない日本において、
初めて我々の祖先達が上質の香りに出会ったのは
およそ1500年前の飛鳥時代になります。
それ以降権力の象徴として使用されてきたお香は、
官立の大寺院から公家、
そして武家へと支配層が変わっていくのに合わせ、
その使用方法も変わっていきます。約1200年前の平安朝における公家たちの薫物文化と、
沈香木を賞翫(しょうがん)する
約500年前の武家文化が結びつき足利義政、
三條西実隆、志野宗信らによって香道が誕生します。香道ではその中心には常に香木があります。
お香を?く香元は希少な沈香木に
敬意を持ち?きます。
香道で使用する道具は
香木を?くための工夫が凝らされています。
香道の席では和歌などの文学を題材として
香りを鑑賞する組香が主として行われます。このような香りの楽しみ方は日本独自の形です。
香道の経験は、地球の自然が作り出す神秘の香りを持つ
沈香との出会いだけでなく、
日本文化へのいろいろな興味を
見出すことができるでしょう。
その助けとしてこの本を
ご覧いただければと思います。三條西堯水
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆☆第一章 香道の基本
* 香道とは
* 香木とは
* 香木の成り立ち
* 六国五味とは
・・・など☆第二章 香道の歴史
* 日本に伝わったお香
* 鑑真和尚が伝えた薫物
* 平安時代のお香
* 室町時代のお香
・・・など☆第三章 香道の所作・作法
* 香の?き方
* 灰手前のやり方
* 香の聞き方は
* 香席とは
* 組香とは
・・・など☆第四章 知っておきたい組香
* 組香小記録の見方
* 春/立春香
* 残花香
* 夏/五月雨香
* 武蔵野香
・・・など
内容説明
文化としての変遷、所作、組香など。悠久の時をつなぐ伝統と趣を、わかりやすく解説。目次
第1章 香道の基本
第2章 香道の歴史
第3章 香道の所作・作法
第4章 知っておきたい組香
著者等紹介
三條西堯水[サンジョウニシギョウスイ]
1962年生まれ。御家流二十二世宗家三條西堯雲を父とする。1985年立教大学法学部卒業後、IT企業勤務を経て、1997年父の逝去により御家流二十三世宗家を継承。学習院女子大学、実践女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。