白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

ネコの博物図鑑

 

ネコの博物図鑑

ネコの博物図鑑

 

超然として愛情深く、
穏やかで愛らしく、
怒りっぽく、
優雅でつかみどころがなく、
獰猛でさえある――

人間とともに歩んだ歴史のいたるところで、ネコはさまざまな言葉で形容されている。ネコが不評を買っている最たる理由はその自立心にある。さげすまれることもあれば、心から賞賛されることもある性質だ。それでも今日ネコがペットの中で一、二をあらそう人気を獲得しているのは、この自立心のおかげともいえる。
(本書「はじめに」より)


ネコの進化、成長、家畜化、行動、生物学、社会にかんする完全ガイド! 人々が愛してやまない動物であるネコを、生物学、行動、多様性など広範な観点から解明。300におよぶ豊富な図版、画像や図表、美しい写真とともに、理解しやすく、興味深い内容を、明快で読みやすい文章で描く決定版!


■目次

はじめに

第1章 進化と家畜化
ネコ科の起源
現代ネコの血統の出現
イエネコとその徒弟たち
野生から家畜化へ
人間とネコの出会い
ネコが敷居をまたぐ
縞模様を変えはじめたネコ
ネコは進化によってどう変わったのか

第2章 解剖学と生理学
ネコの骨格と筋肉
ネコが動いてバランスをとる仕組み
頭蓋骨と歯
足と爪
皮膚と被毛
生理学
視覚
聴覚
触覚
嗅覚
味覚
栄養と水分
遺伝学

第3章 生態学、社会構造、行動
ネコの生態学
ネコの群れと行動圏
飼いネコの社会構造
嗅覚によるコミュニケーション
触感によるコミュニケーション
視覚によるコミュニケーション
音声によるコミュニケーション
求愛と交配
母性行動と授乳
子ネコの成長
社会化と遊び
大人の行動パターンの発達
狩りと捕食
認知と学習

第4章 ネコと人間
人はネコをどう見てきたか
文化の中のネコ
ネコと人間の関係
ネコは人間にどう接しているのか
人間に対するネコの音声によるコミュニケーション
人はネコとどのように交流しているのか
飼いネコとのふれあいを最大限に楽しむ
ネコを飼うことでえるもの

第5章 現代のネコ
繁栄の代償
飼いネコと縄張り
室内飼いのネコ
飼いネコの問題行動
野ネコと野良ネコの問題
保護施設のネコ
現代のネコの健康

第6章 さまざまなネコの品種
ネコの繁殖の始まり
ネコの品種ギャラリー

付録
医学用語の解説
参考文献
索引
著者・訳者紹介/謝辞
図版出典


著者略歴
サラ・ブラウン
1993年に、不妊手術をしたイエネコの社会的行動の研究で博士号を取得。以来、科学研究、ペット産業、保護団体など活動範囲を広げながら、ネコと飼い主にかかわりつづけている。
ダラム大学で動物学の学士号を取得後、サウサンプトンのヒトと動物の関係学研究所に勤務。博士号取得のための研究のかたわら、ペット産業のために飼いネコと野良ネコの給餌と社会的行動にかんする観察研究を続けた。
その後、ロンドンでネコの行動にかんする個人カウンセラーとして開業し、地元の獣医から紹介を受けて、クライアントの飼いネコの問題行動を解決に導いた。2020年にはシカゴに拠点を移してアメリカのペット用品メーカーのネコ行動コンサルタントとなり、行動学の知識を生かしておもちゃなどの製品の開発に貢献。イギリスへの帰国後は、引きつづきコンサルタント業に従事している。また、ウッド・グリーン・ザ・アニマル・チャリティの現場にも出て、ネコの里親探しに協力し、ネコの行動のあらゆる面について飼い主にアドバイスしている。
夫と4人の娘、2匹のネコ、それぞれ1匹ずつのゴールデンリトリバーとウサギ、カメとともに北ロンドンで暮らしている。

訳者略歴
角 敦子
幼い頃よりイヌ、ネコ、ジュウシマツとさまざまな動物とともに育ち、今は2匹の肥満気味のアメリカン・ショートヘアと暮らしている。津田塾大学英文科卒。おもな訳書に、J・D・ライト『図説ヴィクトリア朝時代』、J・グランシー『デザイン歴史百科図鑑』、P・T・デニーン『リベラリズムはなぜ失敗したのか』、I・グラハム『図説世界史を変えた50の船』(以上、原書房)がある。

 

www.kinokuniya.co.jp

内容説明
ネコの進化、成長、家畜化、行動、生物学、社会にかんする完全ガイド!人々が愛してやまない動物であるネコを、生物学、行動、多様性など広範な観点から解明。その進化の歴史とともに、野生のネコが人類のかたわらで飼いネコへと変貌していく、興味深い道のりをたどる。300におよぶ豊富な図版、画像や図表、美しい写真とともに、理解しやすく、興味深い内容を、明快で読みやすい文章で描く決定版!

 

著者等紹介
ブラウン,サラ[ブラウン,サラ] [Brown,Sarah]
1993年に、不妊手術をしたイエネコの社会的行動の研究で博士号を取得。以来、科学研究、ペット産業、保護団体など活動範囲を広げながら、ネコと飼い主にかかわりつづけている。ダラム大学で動物学の学士号を取得後、サウサンプトンのヒトと動物の関係学研究所に勤務。博士号取得のための研究のかたわら、ペット産業のために飼いネコと野良ネコの給餌と社会的行動にかんする観察研究を続けた。その後、ロンドンでネコの行動にかんする個人カウンセラーとして開業し、地元の獣医から紹介を受けて、クライアントの飼いネコの問題行動を解決に導いた。2000年にはシカゴに拠点を移してアメリカのペット用品メーカーのネコ行動コンサルタントとなり、行動学の知識を生かしておもちゃなどの製品の開発に貢献。イギリスへの帰国後は、引き続きコンサルタント業に従事している。また、ウッド・グリーン・ザ・アニマル・チャリティの現場にも出て、ネコの里親探しに協力し、ネコの行動のあらゆる面について飼い主にアドバイスしている。北ロンドンで暮らしている

角敦子[スミアツコ]
幼い頃よりイヌ、ネコ、ジュウシマツとさまざまな動物とともに育ち、今は2匹の肥満気味のアメリカン・ショートヘアと暮らしている。津田塾大学英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 

出版社内容情報
ネコの進化、成長、家畜化、行動、生物学、社会にかんする完全ガイド! 人々が愛してやまない動物であるネコを、生物学、行動、多様性など広範な観点から解明。300におよぶ豊富な図版、画像や図表、美しい写真とともに、理解しやすく、興味深い内容を、明快で読みやすい文章で描く決定版!

 

 

 

 

 

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