内容説明
バカな政府を持つと高くつく。過去の延長線でしか考えない官僚と、政局しか頭にない政治家に任せておけば、日本は間違いなく衰退する。しかし、バカな政府をつくったのは国民であり、結局のところ自分たちで変えていくしかない。過去に成功した「ニッポン・モデル」はすっかり陳腐化し、硬直化した。いまこそゼロベースの大改革を断行し、新しい日本をつくるときだ。ベストセラー『平成維新』以来の本格的な国家戦略論。
目次
第1章 迷走する日本
第2章 混迷の原因はどこにあるか―官僚、政治家、国民それぞれの罪
第3章 このままいけば日本は衰退する―国家債務危機の真相
第4章 三つの訣別―陳腐化し、硬直化した「ニッポン」から抜け出すために
第5章 まず、小さな勝利を積み重ねる
第6章 そして、ゼロベースの大改革を断行せよ―日本の二〇二五年ビジョン
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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