白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

柳田國男のペン―書入れにみる後代へのメッセージ

 

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内容説明

柳田文庫には柳田が赤や黒のインク等で記した書入れ文字や印が付されている書物が少なからずある。書入れには、忌憚のない読後感等が記されており、柳田の民俗学という新しい学問を発展させたいという強い熱意や研究者育成の情熱が表出されている。

目次

第1部 柳田國男蔵書の書入れ(柳田國男関係書物(著書、編著書、著作収録書等)
叢書・全集
民俗学(総記、民俗誌、衣食住、生業、通過儀礼、年中行事、祭・信仰、口承文芸
郷土誌
南島(沖縄、奄美大島薩南諸島) ほか)
第2部 柳田國男の書入れに込められた世界観(書入れにみる注意符号の意味;注意符号と語彙採集;特筆すべき評価・批判等の書入れ;南島文献の書入れと沖縄研究への想い)

著者等紹介

茂木明子[モギアキコ]
昭和25年1月、東京都杉並に生まれる。昭和47年成城大学文芸学部文化史コース卒業。成城大学柳田文庫・文化史研究室の非常勤副手、同大学民俗学研究所専任副手、職員(書記、主任)として勤務。定年後の嘱託職員を経て、現在は同大学民俗学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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