白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

出雲・吉備・伊予―シリーズ地域の古代日本

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

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出版社内容情報


吉村 武彦[ヨシムラ タケヒコ]
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川尻 秋生[カワジリ アキオ]
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松木 武彦[マツギ タケヒコ]
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内容説明
古代より中国・四国地方は、大陸への窓口である九州と近畿とをつなぐ、人や文物、情報が往来する回廊であった。山陰、瀬戸内海の南北岸、太平洋岸の回廊が3本並び、気候や地形も違う。この多様さが、密に込み入った歴史を形成したのである。特定の地域名を象徴的に意識しつつ、古墳や国府のような列島共通のテーマと、弥生墳丘墓、鉄生産、古代山城、出雲大社など地域に顕著なテーマとを往復しながら、日本列島古代の歴史像を多面的に浮き彫りにする。

 

目次
1章 山陰・瀬戸内・土佐(松木武彦)
2章 製鉄技術の開発と普及を担った中国地方―古墳~奈良時代を中心に(村上恭通)
3章 弥生墳丘墓と巨大古墳(新納泉)
4章 国府と鋳銭司(加藤友康)
5章 古代の出雲―出雲大社風土記、そして境界への認識(大日方克己)
6章 瀬戸内の古代山城(亀田修一)
ESSAY 「出雲大社」の古代的断想(千家和比古)

 

著者等紹介
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史

川尻秋生[カワジリアキオ]
1961年生。早稲田大学文学学術院教授。日本古代史

松木武彦[マツギタケヒコ]
1961年生。国立歴史民俗博物館教授。総合研究大学院大学教授。日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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