出版社内容情報
人はなぜ、犯罪に至るのか──答えのない問いを突きつけられ、罪を犯した人に向きあう仕事「矯正」。
犯罪事象の背景には、個人が抱える感情や人間関係から、その時代における社会構造まで、人間と社会に関する問題が複雑に絡みあっている。
「矯正という仕事」を通して、女性初の法務省矯正局長となった著者が伝えたいこととは?
目次
第1章 80年代、女性の職場
第2章 転勤しながら子育て
第3章 開かれた矯正への歩み
第4章 「少数派」へのまなざし
第5章 人のつながりが広げる連携の輪
第6章 働く場としての組織・職場の改善
第7章 社会課題解決への視点
第8章 辻の時代へ
【解説】日本の刑事政策を変えた「行刑改革」