商品説明
いまや昭和文学ばかりでなく、明治、大正、そしてこれからの文学を考える上で重要さを増す存在となる、三島由紀夫。その文学をいま改めて考究する。18巻は、「三島由紀夫と澁澤龍彦」を特集。鼎談、書評ほかも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
作品 著者 ページ
三島由紀夫の観た梨園花街 岩下尚史 講師 4−25
三島由紀夫と澁澤龍彦 朴秀浄 著 26−37
三島由紀夫共訳『聖セバスチァンの殉教』の位置 山中剛史 著 38−50
澁澤龍彦『高丘親王航海記』から見る三島由紀夫『豊饒の海』 跡上史郎 著 51−61
願望としての転生譚 安西晋二 著 62−70
近代能楽集「熊野」をめぐって 宮田慶子 述 71−86
輪廻転生「豊饒」の次元 松本徹 著 87−95
三島由紀夫の幻の本 犬塚潔 著 96−113
手紙に見る三島由紀夫と私の家族 山下悦夫 著 114−121
高橋睦郎著『在りし、在らまほしかりし三島由紀夫』 田尻芳樹 著 122−123
犬塚潔著『三島由紀夫と持丸博』 井上隆史 著 124−125
MAKING OF「花ざかりの森」 西法太郎 著 126−138
第1回三島由紀夫とアダプテーション研究会の開催 有元伸子 著 139−142