白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

歌麿春画で江戸かなを学ぶ

 

www.kinokuniya.co.jp

出版社内容情報
著者は、江戸かなの難読16字「はたかにわけすれ(裸にわ毛擦れ)」と「おすきはつのほり(お好き初登り)」を覚えると当時の文章の八割は理解できるようになる、と唱える。「修行編」に収録した6本の練習問題を繰り返すうちに習得できるようになる。そのうえで、「実践編」では、喜多川歌麿春画の中でも名作とされる『ねがひの糸ぐち』『艶本葉男婦舞喜(はなふぶき)』『艶本床の梅』を読み進めていく。画中に記された男女合歓のせりふやシチュエーションの説明(詞書き、書き入れ)がテキストだから、読者は膨らませた想像や妄想も手助けにして、くずし字が面白いほど読めるようになっていく。全巻を通して歌麿春画の妙をたっぷり堪能できるのも本書のお楽しみ。当時の風俗や独特の言い回しなどには脚注を付して理解の便とする。巻末には江戸かな一覧表が付く。

 

内容説明
「修行編」で江戸かなを読むトレーニング。「実践編」で歌麿の名作春画三作品をじっくり鑑賞。江戸かなで記された図中の書き入れ(セリフ)で味わう、これまで知ることのできなかった江戸文化の神髄。付録・江戸かな一覧表。

 

目次
修行編―江戸かなをマスターする(江戸かなを知る;基本の八文字呪文「裸にわ毛擦れ」書いて覚えよう;応用の八文字呪文「を好き初登り」書いて覚えよう;江戸かな六番勝負;春画についての基礎知識)
実践編―歌麿春画をたのしもう(『ねがひの糸ぐち』を読んでみよう;『艶本 葉男婦舞喜』を読んでみよう;『艶本 床の梅』を読んでみよう)

 

著者等紹介
車浮代[クルマウキヨ]
時代小説家、浮世絵研究家、江戸料理文化研究家。大阪芸術大学デザイン学科卒。セイコーエプソンのグラフィックデザイナーを経て、映画監督の新藤兼人に師事しシナリオを学ぶ。浮世絵展の監修、江戸文化に関する講演、企業のアドバイザーなど幅広く手がける。国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 

 

 

 

 

f:id:jnsk_jojo:20210723011314j:plain

f:id:jnsk_jojo:20210723011352j:plain