白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

アンデス古代の探求 ―日本人研究者が行く最前線

 

www.kinokuniya.co.jp

 

出版社内容情報
ペルー北部山地、標高2300mの山上に今から3000年ほど前の大石造神殿の遺跡がある。その名はクントゥル・ワシ。アンデスに覇を唱えたインカ帝国の言葉では「コンドルの館」という意味である。ここでは1988年から2003年までの間、大規模な発掘調査と修復保存の作業が行われた。中心となって従事したのは編者・大貫良夫(現在、東大名誉教授)が率いる日本の若手研究者たちである。 調査終了から10年余りを経た今日、クントゥル・ワシでの経験と知見を踏まえた若い研究者たちは、独自の研究を深め、ペルーの各地で発掘を重ね、新発見を通して古代アンデス文明研究の最前線を切り開いている。その成果はいまや世界最高の地位に達していると言える。 その研究の成果、アンデス考古学ひいては人類史研究への貢献を、編者をはじめ8名の研究者たちに語ってもらう。聞き手は読売新聞文化部記者の清岡央。

 

大貫 良夫[オオヌキヨシオ]
著・文・その他

 

内容説明
東大調査団が初めてペルーに旅立ってから60年。古代アンデス文明の形成過程解明への情熱、そして現地の人々との協力関係は、輝かしい成果をもたらしてきた。最前線を切り開く研究者たちは今、どのようなテーマに挑んでいるのか?

 

目次
第1章 アンデス考古学の六〇年(大貫良夫)
第2章 コトシュ遺跡―文明の起源を推理する楽しみ(鶴見英成)
第3章 クントゥル・ワシ遺跡―住民と共有した発掘と博物館の経験(井口欣也)
第4章 パコパンパ遺跡―権力生成のプロセスを求めて(関雄二)
第5章 ワカ・パルティーダ遺跡―壁画で覆われた彩色神殿の発見(芝田幸一郎)
第6章 カンパナユック・ルミ遺跡―周縁から見たアンデス文明の形成(松本雄一)
第7章 ナスカの地上絵―分布調査、遺跡の保護と保存(坂井正人)
第8章 タンタリカ遺跡―北のマチュピチュ(渡部森哉)

 

 

 

 

 

 

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