白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

感染症の歴史 ―黒死病からコロナまで ヴィジュアル版

 

出版社内容情報
新型コロナウイルスによるパンデミックの発生は、グローバリゼーション時代の人類が新しい病気に対して脆弱であることを示した。本書は伝染病の世界的流行がどのように始まり、拡大し、社会がどのように対処してきたかを解説する。

 

内容説明
新型コロナウイルスが引き起こした恐怖とパニックは、グローバリゼーション時代の人類が新しい病気に対して脆弱であることを示した。これは感染症の歴史と科学を振り返る良い機会である。すべての病気の背後には複雑なストーリーがある。疾患の自然史、発見、治療の物語、その文化的、社会的、歴史的影響…。これらの物語は、個人から叙事詩まで、大陸間や数千年にわたるものである。結核が英国王朝の歴史に与えた影響から、私たちのDNAの構成まで、人類の出アフリカから旧世界の新世界への支配まで、化学療法の発明から抗体の発見まで―感染症には信じられないほど様々な物語がある。本書は歴史の中で最も恐るべき感染症を取り上げ、世界的流行がどのように起こり、拡大し、社会がどのように対処してきたか、得られた教訓、そして今後の展望を簡潔明瞭に説明する。

 

目次
01 人類と感染症の長い長い闘い ―天然痘コレラ、ポリオ、結核HIV、SARS
02 感染症
03 感染性微生物の一生
04 自然選択と感染症
05 古代の健康観と病気観 ―ヒッポクラテス学派
06 アテネの疫病
07 黒死病
08 ボッカッチョと黒死病
09 スペインのアステカ族征服
10 微生物を初めて観察 ―レーウェンフック
11 天然痘の接種とアメリカ建国
12 疫病流行時の英雄としての医師 ―医師ベンジャミン・ラッシュ
13 エドワード・ジェンナーと小さな刺し傷
14 結核 ―しぶとい殺し屋
15 結核 ―詩人の症例
16 ジョン・スノウ ―疫学の創始者
17 イグナーツ・ゼンメルヴァイス ―手洗いの先達者
18 ジョーゼフ・リスター ―微生物の駆除者
19 フローレンス・ナイチンゲール ―[ランプの貴婦人]
20 パストゥール ―並外れた微生物学
21 ロベルト・コッホとその根本原則
22 ペッテンコーフェル ―間違った考えによるよい結果
23 「史上最悪のパンデミック(世界的流行)」 ―スペインかぜについて誰もがわかっていると思っていたはずの10のこと
24 世界で最も死をもたらす動物
25 性感染症(STI) ―夜の病気
26 ペニシリン
27 感染症根絶の取り組み
28 HIVエイズ
29 消化性潰瘍は感染症か?
30 がんに対するワクチン接種 ―HPV
31 兵器としての感染症 ―バイオテロリズム
32 コロナウイルス ―21世紀のパンデミック
33 感染症 ―将来

 

著者等紹介
ガンダーマン,リチャード[ガンダーマン,リチャード] [Gunderman,Richard]
医師。インディアナ大学放射線学、小児科学、医学教育、哲学、および医療人文学・健康学の総長教授を務めている。また放射線学のジョン・A・キャンベル教授および2019‐20年度のバイセンテニアル教授。インディアナ大学トラスティティーチングアワードを10回受賞。ほかにもインディアナ大学医学部の創設者のインスピレーション教育者賞、北米放射線学会の優秀教育者、アメリ医科大学協会から最優秀教育賞など受賞多数。700編以上の論文、12冊の書籍を著している

野口正雄[ノグチマサオ]
1968年、京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。医薬関係をはじめ、自然科学系の文献の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 

 

 

 

 

 

 

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