白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

生老病死の図像学 仏教説話画を読む

 

生老病死の図像学―仏教説話画を読む (筑摩選書)

生老病死の図像学―仏教説話画を読む (筑摩選書)

  • 作者:加須屋 誠
  • 発売日: 2012/02/01
  • メディア: 単行本
 

www.kinokuniya.co.jp

内容説明
人は、この世に生まれ、年老い、病を得て、死ぬ。仏教に謂う「四苦」を日本人はどのように捉えてきたのか。教理経論を絵で伝える「仏教説話画」を、イコノロジーの手法で読み解くと、苦しみに対峙する中世日本人の心性が浮き彫りになり、時空を超えて、その知=死生観・宇宙観が現代によみがえる。生活史・民俗史をも視野に入れた、日本美術史の画期的論考。

 

目次
第1章 生まれることは苦しいか?(四苦とはなにか;「生苦」とはなにか ほか)
第2章 老いの醜さ・老いの尊さ(老いはいつから始まるか;老いの醜さ ほか)
第3章 病の三態と「病草紙」(病のイメージ;路上の病人 ほか)
第4章 死を超えて(死ぬのはいつも他人;「死苦」のイメージの二面性―哀惜と嫌悪の精神史 ほか)

 

著者等紹介
加須屋誠[カスヤマコト]
1960年東京都生まれ。京都大学文学部哲学科美学美術史専攻卒業。同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。帝塚山学院大学助教授などを経て、奈良女子大学文学部教授。専攻は日本仏教美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報
仏教の教理を絵で伝える説話画をイコノロジーの手法で読み解くと、中世日本人の死生観が浮かび上がる。生活史・民俗史をも視野に入れた日本美術史の画期的論考。

 

 

 

 

 

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