内容説明
開国直後、神秘の国ニッポンを旅した外国人たちは何を見たのか!?19世紀末、世界中を旅する人々、「グローブトロッター(世界漫遊家)」が誕生した。世界の都市から辺境まで旅する彼らは、明治のニッポン各地も訪れている。彼らが遺した記録から、忘れられたニッポンの姿が蘇る。
目次
Prologue 80日間世界一周の時代
1 グローブトロッターがニッポンの土を踏む
2 ツアーに参加するか、紹介状を握るか
3 ボヘミアン・グローブトロッターの金満旅行
4 東海道で行く人、中山道で来る人
5 ガイドブックを片手にバックパッカーが行く
6 冒険旅行家が歩いた日本の奥地
7 世界一周スピード競争に血眼になる
8 「ハソネの法則」で見るノーベル賞作家の旅
9 夫婦で行く憧れのファー・イースト
10 明確な目的をもつ旅人たち
Epilogue グローブトロッターを超えて
著者等紹介
中野明[ナカノアキラ]
作家。同志社大学非常勤講師。1962年、滋賀県生まれ。「情報通信」「経済経営」「歴史民俗」の3分野で執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。出版社内容情報
【歴史/日本歴史】19世紀末、交通機関の発達とともに頻繁に世界中を旅行する人々が誕生した。彼らは「グローブトロッター(世界漫遊家)」と呼ばれ、開国後の日本各地を訪れている。彼らが遺した明治時代のさまざまな記録から、忘れられたニッポンの姿を描く。