白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

小山冨士夫著作集(中)日本の陶磁

 

小山冨士夫著作集 中 日本の陶磁

小山冨士夫著作集 中 日本の陶磁

 

総目次
やきものの歴史 日本陶磁史概説
やきものの歴史 陶磁の世界
やきものの歴史 わが国における陶磁の起源
やきものの歴史 日本陶磁の故郷
日本六古窯 日本六古窯の思い出
日本六古窯 瀬戸発掘の思い出
日本六古窯 美濃の古窯址
日本六古窯 信楽
日本六古窯 古窯をたずねて
三彩・薩摩焼・その他 正倉院三彩
三彩・薩摩焼・その他 正倉院三彩と唐三彩
三彩・薩摩焼・その他 沖ノ島出土の唐三彩と奈良三彩
三彩・薩摩焼・その他 薩摩焼の研究
三彩・薩摩焼・その他 瀬戸瓶子に関する二、三の考察
三彩・薩摩焼・その他 『国華』より
三彩・薩摩焼・その他 平山遺蹟出土の緑釉水瓶
人物論 石黒宗麿・人と作品
人物論 横河コレクション
人物論 点描
紀行・随筆 やきもの紀行
紀行・随筆 薩摩探陶日記
紀行・随筆 旅襍記
紀行・随筆 徳利と酒盃
紀行・随筆 近聞録
紀行・随筆 光あせた民芸派
紀行・随筆 『骨董百話』より
解説・思い出
 出典一覧表

 

┣・(上)(中)と2冊一緒に購入したのだけれど、「(下) 朝鮮の陶磁ほか」もやはり欲しくなりますね。(^_^;) 調べたけれど(下)だけでは古書店でも販売されていないようです。3冊1組で購入しときゃ良かったかな。

 

 

 

www.tobunken.go.jp

 陶磁研究家で、陶芸家としても知られていた日本陶磁協会理事、東洋陶磁学会常任委員長の小山冨士夫は、10月7日午後1時、心筋障害のため、岐阜県土岐市 の作陶の仕事場でもあった自宅で死去した。享年75歳。
 小山冨士夫は、明治33年(1900)3月24日、岡山県玉島市に生まれ、東京府立第一中学(現・ 日比谷高校)から東京商科大学(現・一橋大学)に入学したが、大正12年(1923)中途退学、その後さまざまの数奇な体験をへて作陶生活、ついで古陶磁 研究へすすみ、昭和5,6年ころ留学中の郭沫若と親交を結び、昭和10年代に中国諸地方の古窯址を踏査、そのなかでも昭和16年(1941)定窯古窯址を 発見の意義は大きかった。昭和18年12月には、いまなお名著として高い評価をうけている『支那青磁史稿』を発表した。
 戦後は、東京国立博物館調査員、文 化財保護委員会調査官として陶磁工芸の調査と文化財指定、各種陶磁全集の編集、評論に活躍し、昭和35年(1960)3月には第10回文部大臣賞芸術選奨 をうけた。とくに昭和29年(1954)の『東洋古陶磁』全6巻(美術出版社)は、数ヶ国語に訳出され、世界的に知られている著作である。同年秋、「永仁 の壷」重要文化財指定解除問題おこり、翌36年7月文化財保護委員会事務局を辞任した。
 また、昭和27年以降、毎年神奈川県立近代美術館における陶磁器展 の企画をはじめ、多くの陶磁器展に参画し、根津美術館嘱託、神奈川県文化財専門委員、出光美術館顧問、日本工芸会副理事長などを歴任した。
 官職辞任後も、 海外諸国の遺跡調査、学術講演に活躍し、一方昭和48年(1973)に土岐市に築窯して作陶生活を楽しみ、昭和49年11月、日本橋壷中居において「作陶 10年」展を開催した。

 

 

 

 

 

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