白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

末完のファシズム 「持たざる国」日本の運命

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

www.kinokuniya.co.jp

内容説明
天皇陛下万歳!大正から昭和の敗戦へ―時代が下れば下るほど、近代化が進展すればするほど、日本人はなぜ神がかっていったのか。皇道派vs.統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして一億玉砕…。第一次世界大戦に衝撃を受けた軍人たちの戦争哲学を読み解き、近代日本のアイロニカルな運命を一気に描き出す。


目次
第1章 日本人にとって第一次世界大戦とは何だったのか
第2章 物量戦としての青島戦役―日本陸軍の一九一四年体験
第3章 参謀本部の冷静な『観察』
第4章 タンネンベルク信仰の誕生
第5章 「持たざる国」の身の丈に合った戦争―小畑敏四郎の殲滅戦思想
第6章 「持たざる国」を「持てる国」にする計画―石原莞爾の世界最終戦論
第7章 未完のファシズム―明治憲法に阻まれる総力戦体制
第8章 「持たざる国」が「持てる国」に勝つ方法―中柴末純の日本的総力戦思想
第9章 月経・創意・原爆―「持たざる国」の最期


著者等紹介
片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
1963年生まれ。思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部准教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(ともにアルテスパブリッシング、この2冊で吉田秀和賞、サントリー学芸賞を受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。


出版社内容情報
皇道派vs.統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして玉砕……昭和の軍人たちの戦争哲学を読み解き、近代日本に新たな光を当てる。

昭和の軍人たちは何を考え、一九四五年の滅亡へと至ったのか。 天皇陛下万歳! 大正から昭和の敗戦へ――時代が下れば下るほど、近代化が進展すればするほど、日本人はなぜ神がかっていったのか? 皇道派 統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして一億玉砕……。第一次世界大戦に衝撃を受けた軍人たちの戦争哲学を読み解き、近代日本のアイロニカルな運命を一気に描き出す。

 

 

 

 

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