白眉の藝術起業家
藪明山の世界
特別展
2019年9月9日(月)~11月16日(土)極小細密で描かれる、藪明山の世界
株式会社 平成建設の創業30周年記念『明治工藝 白眉の藝術起業家 藪明山の世界(普及版)』出版記念として、平成建設コレクション「藪明山」の、特別展を開催いたします。陶藝作家であり、藝術起業家であった藪明山(本名 政七) は、 1853年(嘉永6年)1月20日、大阪の長堀に藪長水(1814-1867)の次男として生まれました。藪明山が高く評価される要因の一つに、極小の器胎に精緻な絵付を施している点が挙げられ、特に郡蝶の図様がよく知られています。1900年(明治33年)のパリ万国博覧会前後には、郡蝶をはじめ、花詰、菊詰と風景や風俗を組み合わせた藪明山工房独自の世界を展開していくようになります。作品は大英博物館、オックスフォード大学付属アッシュモレアン博物館、大阪歴史博物館、清水三年坂美術館など国内外の博物館・美術館にも収蔵されております。82年の生涯を閉じるまで、幾多の困難を乗り越えて極小細密の中にその美を探求し、海外に販路を求めた藪明山の業績を、この機会に一人でも多くの方々にお楽しみいただけましたら幸いです。
展示会概要
開催期間2019.9.9(月)~11.16(土)
会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリーmap
観覧料無料
問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)