白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

金融政策の「誤解」 “壮大な実験” の成果と限界

 

金融政策の「誤解」 ―― “壮大な実験

金融政策の「誤解」 ―― “壮大な実験"の成果と限界

 

┣■少し取っつきにくそうな表紙ではありますが、これ読みやすいです。図表も多いです。まあ経済誌の方がもっと分かりやすいですが(笑)、一連の金融政策について検証にするには使える本だと素直に思いますね。ハイ。

┣■いわゆる失敗した感が否めない【日銀】【自民・公明】の『金融政策:異次元な量的緩和、リフレ派』を検証しているわけですが、週刊経済誌を購読しているため、ほぼこれらの見解も既に見知っておるものばかり。週刊誌の方が端折った感も否定できませんが(笑)、ホント「成長頼み」のお祈り政策だものね。堅実性に乏しすぎますよ。(苦)

┣■もうここまで来ちゃったら「出口:財政再建」は、全国民に消費を促して貰うしかなさそうです。それには “将来不安” を取り除かなければなりませんが、まずは最初に誰かが損を被らないと話が進展しないことは確かでしょう。

┗■『公共サービス』を例に取れば、サービスを受け取るために増税容認する/【NHK】を見るために受信料を払うことを厳格に定め、滞納者は公共サービスを受けられない(保育園など)/【NHK】が見られない(スクランブルを掛けてしまえばいい)といった行動をすべきです。「生きていけなくなる」とほざく前に「なぜルールを守れないのか」と逆に問い質すべき話。そうした議論の末で「不要」となれば止めてしまえばいいだけのことです。きっと『公共サービス』も【NHK】も生き残ると思います。だっていざとなった時に頼れるのはココだもの。あとは監視の目を光らせて、お互いに不正させないようにすればいいだけ。なんでそれができないのでしょうか ?? 

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