白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

兵士のアイドル 幻の慰問雑誌に見るもうひとつの戦争

 

兵士のアイドル 幻の慰問雑誌に見るもうひとつの戦争

兵士のアイドル 幻の慰問雑誌に見るもうひとつの戦争

 

┣■タブー視される戦中の話の1つだとは思います。『慰問雑誌』をこれだけ詳細に取り上げて、当時の様子が語られているのを私は初めて拝見しました。兵士達が持参していたかと思うと切なくなりますね。。。

┣■山田五十鈴の若かりし頃の写真も拝見できて(私らの世代でも『必殺仕事人』の三味線シーンしか思い浮かばない、往年の名優)貴重でしたが、こうした表舞台を陰で支える裏方事情というのは、いつの時代になっても変わらないのだろうなと思いますね。それを思うと紙媒体って永遠に無くならないのかもしれません。肌身で感じられる物が欲しくなりますからね。

┗■大変貴重な話、資料なのですが、惜しむらくは少々雑な紙面に感じられたこと。もう少し丁重な装丁、紙面をしても良かったように思いました。*勿体ない* こうした事実を知らせてくれる書物は大切にしたいものです。

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