白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊エコノミスト 2015年12月22日号 日本経済 総予測 2016/中国の宇宙開発 他

 ※Kindle版です。雑誌の方は画像が掲載されていないため、こちらをリンクしました。

週刊エコノミスト 2015年12月22日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2015年12月22日号 [雑誌]

 

┣■他誌より一足早めの「来年2016年予測」。今号は『日本経済』、次号は『世界経済』を予測します。日本は「アニマルスピリットを取り戻せ!」と熱く説いています。「失敗・倒産するリスクを恐れずに新市場を開拓しろ!」と言うわけですが、経営者の前に従業員が止めに入りそうな話ですね。(笑) 五輪などのイベントやモノ造りに固執している限りは無理そうですね。「規制緩和」も一向に進まないしね。

┣■そんな中、財政破綻から10年目を迎えた『夕張市長のインタビュー記事』が掲載されているのですが、コレは良かったですね。かなり明るい話題もあり、益々今後の行く末が注目されます。30歳で市長になり任期2年目の鈴木直道市長(34)。地方を創生するのは生誕地出身でない者の方がリスクも取れていいのかもしれません。

┣■日本のテレビではほとんど報道されない『中国:宇宙政策』が僅か3頁だけですが語られております。小惑星探査機『はやぶさ2』が地球のスイングバイに成功したと大々的に報道されていますが、やっぱり『有人計画』に比べたらスケールが小さすぎます。誤魔化されてはいけません。お隣は独自の『宇宙ステーション』構想まで立ち上がっているのですから。『月への着陸探査』もね。これ日本だったらば連日の大特集でしょう。(苦笑)

┗■日本経済はどうにも頼りなさげに映ります。表紙のゴリラは日本がではなく、他国からそういう目で見られているという暗示なのかもしれませんね。アニマルスピリットの塊だった故人を振り返るばかりでなく、現代にも現れて欲しいところです。

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