┣■特に日常生活において、それほど深刻な身体の痛みなど抱えているわけではないけれど、『西洋医学』を学び・患者へも「医薬品」を享受させている医師が、己の健康管理に『東洋医学』を薦められて実際に「漢方薬」を享受したら、痩せた・体調が良くなったというのがテレビで紹介されていたのを見て、本誌を購入した次第。８５頁ほどのムック本ですが、非常によくまとめられており、『漢方』に少しでも興味がある初心者の方には強くお薦めします。１世帯に１冊あってもいいくらいの良書です。
┣■『漢方』の基礎知識・用語から、実際に漢方薬を接種している方々へのインタビュー記事の掲載、医療関係者の解説から漢方の歴史、日本各地の生薬の生産地の紹介、そして漢方薬のガイド一覧・生薬の写真一覧など本当によく編集されています。「押切」「薬研」「乳鉢」など小道具を使い、医聖・華岡青州に成りきりたくなりますね。(笑・大げさ)
┣■昔は病気になる前に『予防』するのが当たり前だった。いつの頃からなのだろう、病気になってから『事後処理』をするようになってしまったのは。事前に『健康診断』等ありますが、アレは単なる測定であって、異常が見つかってから治療を検討しますからね。また先走った『予防』も確かに行われてはいるけれど、それは『西洋医薬』であって「強い効用」に比例して「副作用」が必ずと言って良いほど存在するのが事実です。良い面ばかり強調して悪い面をほとんど伝えない「売り上げ至上主義」は西洋では “あたり前田のクラッカー” なのでしょうか？(苦笑・【前田製菓】さんは悪くないです。)
┗■実は「生薬畑」の争奪戦が行われているって知ってました？ 日本では【ツムラ】が第一人者ですが、結構苦労しているようです。バスクリン以上に大事な漢方薬を我々に提供してくれている大事な企業です。国民皆が一口株主にでもなって、今支えてあげるべきだと私は思います。別に【ツムラ】さんの回し者でも株主でもありませんけどね。良い会社は応援すべきだと思います。世界との競争社会に勝ち抜くという意味でも。
