白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

滅びゆく世界の言語小百科

 

滅びゆく世界の言語小百科

滅びゆく世界の言語小百科

 

┣■大判百科事典なのですが「滅びゆく言語」というタイトルに魅せられました。正直こんなに大きな書籍ではなくて、もっと手に取りやすいサイズでも良かったと思うのですが(苦笑)、取り上げられたこと自体を讃えたいですね。

┣■本書でも取り上げられている【日本・北海道】は『アイヌ語』に関して、馬産地訪問をよくしていた私など目にする機会があったわけですが、『方言』すら消滅しかねないグローバルとなった現代社会において『無形文化遺産』的な・その言語文化を守ることは大変貴重なことだと思います。アイヌ出身の国会議員さんも実際おられますが、少しでも協力しているでしょうか? 猛省しなければならないですね。(恥)

┣■お隣【中国】では50を超える民族が、また【ロシア】でも数多くの少数民族が極寒の地で慎ましく暮らしているようです。あまり知られていませんよねー。

┣■『資本主義』という強力な武器を手にした欧米諸国によって、西洋文化に席巻されてしまった感が否めませんが、西洋医学薬品よりも漢方薬の方が身体に効く・安全ということも実際に多く、これら埋もれてしまった文化・文明を見直すべきだと思います。『民俗学』とでも言うべきですかね。

┗■「他人と同じ物を持っている」ことに憧れた “大量消費の時代” から、「他人と違う物・ことをしたい」という、“個性の時代” がこれからの主流になると私個人的には考えているのですが、この日本という国は、なかなか時代の変化がお好きでないようで、「バラマキ」という財政出動をして過去の時代にしがみついています。「老害」だよね、コレって。そんな老害でしかない政治家が今の国会議員は増えてしまいました。丹念に選別して行くには選挙に行くしかありません! 若者よ、老害と闘え!(笑)

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