白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2015年 9/11 号 憲法をまもれ! デタラメ政治と闘う人々

 

週刊金曜日 2015年 9/11 号 [雑誌]

週刊金曜日 2015年 9/11 号 [雑誌]

 

┣■『橋下徹に大臣ポスト』は今巷でよく噂されているが、地方創生担当大臣? 総務大臣じゃなくて ??  後者の方がより直接【地方自治】を操れるはずだけど。あんまり橋下徹をナメてると次の選挙で【大阪・維新の会(?)】に議席の大半を持って行かれますよ。参議院議員三原じゅん子など「鞍替え」を真面目に考えているのでは?(笑)

┣■『ホリエモンが【高校生ユニオン】発足を批判』は知らなかった。「今の若者は我慢しないから」なんて思いがちだが、先日録音されたブラック企業の女性店長の声を聞く限りでは、今相当に【サービス業界】の秩序が乱れてしまっているのではないかと想像してしまう。【ユニオン】を立ち上げる前に、もっと【行政】側が厳しく監視の目を行き届かせることが先決だ。雇用契約違反に対する罰則の強化。「市中晒し回しの上、地中に首だけ出して1週間埋める」刑でも処せば良い。埋められている間に不当な扱いを受けた者が罵声・ツバ・汚物でも掛ければ済むだけの話だ。(爆) 昔の刑法で現代にも取り入れるべきものは沢山ある。(笑)

┣■特集の『デタラメ政治と闘う人々』の中で新鮮だったのが「軍事技術の民生転用は幻想である」という記事。単価が高すぎて物が売れなくなることを【軍需産業】では『オーガスティンの法則』というのか。初めて知った。

┣■アルフレッドは自らの発明した『ダイナマイト』が戦争被害を拡大させたことを大変後悔し、『ノーベル賞』を創設したと聞くが、僅かな部品と言えども自分が関わったものが戦争などにより多大な犠牲者を出すことを知ったなら、日本の技術者達はどう思うのであろうか?「『生産性の向上』ばかり掲げられ、使い先など考えている余裕ないッスよ!」なんていう技術者が目に浮かんでいるのだろうか?>【内閣府】は。*フゥ*

思わず大きなため息が漏れてしまった。(悲)

┣■今回の『安保デモ』で最終局面に来て【創価学会会員】が旗を掲げて参加しているのがとても印象的だった。1ページを割いて紹介されている。「『人間革命』を読み返せ」ですか。「与党という権勢を握ったチャンスを逃したくない。」それだけでしょ、今の【公明党】なんて。中には心の清い議員もおられるのかもしれないが、群集が集まり組織化されると大抵どこもモメ始めて分派していきます。【創価学会】にしても元々がそうでしょう? 結局は自分達も意思統一の維持が出来なかったという話さ。署名を集めてメディアに出まくっていた男性会員は一躍有名人になったが、今後どういった行動に出るのか、静かに見守ってきたい。(宗教絡みとはあまり関わりたくないので。)

┣■『世界に学ぶ 悪政を覆す方法』という目を奪われるタイトル記事。ベネズエラポーランド、ドイツなど簡単ではあるが紹介されている。面白いなぁと思ったら小熊英二氏も最後に絡んでた。映画『首相官邸の前で』の宣伝活動だったのかな?(笑) 興味のある方は是非。

┣■『たとえば世界でいま』が前号に引き続き面白い! 実に巧い所を引っ張ってきている。見開き1頁足らずだが中身は相当濃い。『E1計画でイスラエルが入植地拡大化』なんて【Newsweek日本語版】では見たことないよ。(苦笑)

┗■「ヘリウムガスが枯渇すると、リニアは走らない?」初耳だった。鉄道オタクの人ならば当然知っている話なのだろうか ?? 

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