白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2015年 9/4 号 『朝日新聞』バッシングから1年

 

週刊金曜日 2015年 9/4 号 [雑誌]

週刊金曜日 2015年 9/4 号 [雑誌]

 

┣■小さな記事で「『在日』の若者らが連帯して渋谷でイベント」というのが目を惹いた。先月2015年8月22,23日【代々木公園】周辺で2日間で約3千人、ヘイト・スピーチにまつわるパレードには約150人が参加したとある。場所柄を考えると小規模だと言える。

 日本での『ヘイト・スピーチ』問題。いい加減、真剣に討論すべき時なのかもしれない。幸いにも私は直接これらに関わったことはない。けれども文化として当たり前のように「差別用語」を口にしてしまっている事実がある。「バカ〇〇〇」など。これはテレビや漫画・雑誌で幼い頃に自然と覚えてしまった言葉。なぜそうした事態になったのか、トコトンやり合い、それで完全に物別れになってもいいくらい決着を付けてもいいように私は思う。

 いい加減、白黒付けよう=打開策を見出そう。私には双方共に「その通りだよな」と思う点が多々ある。「不平等な扱いを受ける」><「二重戸籍、不正受給」など。双方に悪い面がある。やるならここらで決着を付けるべきだ。一向にそれが推し進まないのは、そのことを逆に糧にしているような輩がいるからだとしか私には見受けられない。案外敵は“身内の中”に潜んでいるものだ。いつの世でも・・・ 。

 『ジェンダー情報』なんてコーナーも設けられていた。

┣■今号も大きく『安保デモ』が取り上げられていたが(かなり大きく目立つ写真だ)、締めくくりは【日本共産党小池晃 副委員長だった。彼は論じるのメッチャ下手くそだからなぁ・・・ 。デモは敗北。「悔しい。このままではいられない。みんな選挙へ行こう!」で大幕を閉じたが、「投票=共産党」にってこと? 一度、物事を壊すには確かに【日本共産党】は打って付けだけれども、経済ガタガタになりますよ。(苦笑) 私は世の中、乱れた方が面白いので恐らく現段階では【共産党】に入れるけど、「貧しくてもいい。逞しく育てば」ができるのであれば【共産党】をお薦めする。

┣■メイン特集『【朝日新聞】バッシング』も期待以上の深掘りだ。結局のところ、日本では多くのメディア関係者が病んでしまっているという話になる・・・ 。(悲)

┣■左高信のコラム【新・政経外科】で気になる『岸信介』の過去が鋭く指摘されている。戦中当時の新聞紙面には沢山の事実が隠されているようだ。【国会図書館】久しぶりに出掛けてみたくなった。地元の図書館でも保存されてあるのかな ?? 

┗■他にも今号は気になる見出しが目に付いた。「スペイン『さるぐつわ法』適用」など。海外記事もいいところを巧く拾って紹介していると思う。

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