白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊東洋経済 2022年08月06日号 独走トヨタ 迫る試練/スタートアップ 国策支援の号砲

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

https://www.fujisan.co.jp/product/5828/b/2283493/

 世界販売台数で独走し、前期にも過去最高益を更新するなど、自動車産業の覇者にして日本経済を牽引するトヨタ自動車。そんな独り勝ち企業も脱炭素という変革期に、生き残りを懸けた試練に直面しています。本特集ではサプライヤーとの間に隙間風の吹く「生産」、グループの結束力を問われる「アライアンス」、ディーラー選別が始まった「販売」、それぞれの内幕に迫りました。同社初の量産EVの前途多難な船出、不動産会社が株を1兆円保有する複雑極まるグループ統治、豊田章男社長の後継レースの行方も描きました。


【第1特集】独走トヨタ 迫る試練
トヨタの役員・幹部体制 生産領域を管掌する執行役員が不在に
注目集まる長男大輔氏の動向 章男社長後継レースの行方

■試練1 生産
サプライヤーとの間に吹く隙間風 幻の「年間1200万台生産」
[インタビュー]責任者が語る 生産・調達本部長が見た新常態
「われわれとサプライヤーは一心同体」 トヨタ自動車 生産本部長 伊村隆博
「1100万台は生産能力の確認」 トヨタ自動車 調達本部長 熊倉和生
サプライヤーが募らせる不満 生産混乱は日産・ホンダも
常態化する可能性も まだまだ続く半導体不足

■試練2 アライアンス
子会社日野、痛恨のエンジン不正 問われるグループの結束力

■試練3 販売
ついに始まったディーラー選別 進む販売体制の締め付け
販売で新たな試み開始も模索続く トヨタ初のEVは多難な船出
不動産会社が株を1兆円保有 複雑極まるグループ統治
富士山麓で進む2つのプロジェクト トヨタ 未来づくりの全貌
[エピローグ]“EVだけ"の潮流にあらがうトヨタ 「全方位戦略」で勝てるのか

【第2特集】スタートアップ 国策支援の号砲
政府内に「司令塔」がひしめく矛盾
[インタビュー]
「優先購買枠の設置で巻き返しを」
日本ベンチャーキャピタル協会代表理事(会長)インキュベイトファンド(代表パートナー) 赤浦 徹
「政府系ファンドに“プロの目"を」
エー・アイ・キャピタル社長CIO 佐村礼二郎
投資マネーは政策で増えるのか 「政府がVCに出資」の是非

スペシャルリポート】
そごう・西武売却で残る入札への疑念と今後の火種
家電量販店が駅前の主役に

スペシャルインタビュー】
ピアニスト 反田恭平
つねに新しいものを生み出し クラシックで食べていく

【ニュース最前線】
中日信用金庫で露見した「ゼロゼロ融資」不正の深層
ハウステンボス売却も検討 HISの切迫した懐事情
第一三共を支える乳がん薬 投与対象拡大に高まる期待

【連載】
|経済を見る眼|「黄金の3年」で岸田政権がやるべきこと|佐藤主光
|ニュースの核心|「拝啓 トヨタ自動車社長・豊田章男様」|山田雄大
|発見! 成長企業|ユーグレナ
|会社四季報 注目決算|今号の4社
|トップに直撃|オリエンタルランド 社長兼COO 吉田謙次
|フォーカス政治|「安倍なきアベノミクス」それぞれ|軽部謙介
|中国動態|中国でハイブリッド車の人気急上昇|田中信彦
|財新 Opinion&News|香港から本土へ「隔離短縮」でも容易でない訳
|グローバル・アイ|英国政治を無責任にしたジョンソン首相の遺産|クリス・パッテン
|Inside USA|ボルカー氏の警告、公的機関の信頼低下と危機|安井明彦
|FROM The New York Times|アップルとの契約打ち切ったジョブズの「右腕」デザイナー
|マネー潮流|調整局面入りした商品相場|高井裕之
|少数異見|謝罪会見は企業価値向上の好機にもなる
|知の技法 出世の作法|ウクライナ保安局長官と検事総長の解任が持つ意味|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|ネット社会の「転売問題」 制度設計次第で防止できる|栗野盛光
|話題の本|『ほんとうの多様性についての話をしよう』著者 サンドラ・ヘフェリン氏に聞く ほか
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