内容説明
本書は、NPM等モダニズムに基づく行政マネジメントを中心に、近年注目されるNPS等のポストモダンの行政マネジメントについてもわかりやすく解説している。前者では、民間企業的な戦略マネジメントの適用を核に公共版SWOT分析、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)等の考え方と具体的な方法論の説明を行い、また後者では、市民価値の設定に基づくマーケティング、アクションラーニング、ポジティブアプローチに基づく新たな組織開発を中心に公共組織や地域への適用の考え方・方法論を具体的なケースとともにわかりやすく紹介する。
目次
公共経営の理論と実際
NPMに基づくマネジメント改革
執行のマネジメント改革
地方行革新指針にみる事業改革手法
都市・自治体マネジメントの創造
都市・自治体における戦略マネジメントとは
都市・自治体への戦略マネジメントの適用
戦略マネジメントを超えて
公共組織への市民価値に基づく戦略パターンの適用
アクションラーニングによる自治体の組織開発
ポジティブ・アプローチによる自治体の組織開発
ポストモダンなシステムに向けて
著者等紹介
大住莊四郎[オオスミソウシロウ]
1961年生まれ。1984年京都大学法学部卒業。1996年神戸大学経済学部助教授。1998年新潟大学経済学部教授などを経て、関東学院大学経済学部教授・経済経営研究所長。大阪大学博士(国際公共政策)。NPO法人NPM推進ネットワーク理事長、NPO法人日本アクションラーニング協会副理事長、ワールドカフェ・コミュニティ・ジャパン副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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