今月号の特集は「本格施行!米国食品安全強化法 ―対米輸出への取り組み―」です。2011年に制定され、2017年9月より小規模事業者にも適用となる米国食品安全強化法(FSMA)について解説するとともに、日本企業や自治体等による対応の本格化の動きを紹介します。特別リポートのテーマは「アジアにかじ切る中南米 ―中南米市場にアジアの熱視線―」。メキシコ、ブラジル、アルゼンチンなど中南米主要国による対アジア地域への通商戦略アプローチと、アジア企業による中南米事業展開の傾向を報告します。「エリアリポート」は、ベトナムにおける日本の地方自治体と現地機関との連携など、8テーマを取り上げます。その他「国柄・土地柄・暮らしぶり」では、ニューヨークのミレニアル世代の消費動向をご紹介。「物価ウオッチング」は中国編(青島、武漢)。「挑戦!国際ビジネス」は、沖縄県企業の海産物輸出への取り組みです。ぜひご購読ください。
目次
【特集】本格施行!米国食品安全強化法 ―対米輸出への取り組み―
- [FSMA] 問われる食品の安全管理 ―米国食品安全強化法とは―
- [PCHF] 徹底! 予防管理の義務化
- [米国の現状] 実効性あるFSMA対応策を模索
- [FSVP(外国供給業者検証プログラム)] 輸出商社が要
- [日本企業の対応状況] 安全対応は食品会社の責務
- [高知県の取り組み] 県内企業のFSMA対応を支援
- [厚生労働省の取り組み] 日本でもHACCP制度化へ
- [査察] FDA自ら施設の安全性をチェック
- [FDA査察事例:西山製麺株式会社] 各部門長総出で準備 ―査察への対応とポイント―
- [農産物安全基準] 2018年から「農場」にも適用
- [フードディフェンス] フードテロを防げ ―意図的な食品不良事故防止規則―
- [農林水産省の取り組み] FSMA対応で対米輸出拡大を
- [Q&A] どうすればいい? FSMA対応
【特別リポート】アジアにかじ切る中南米 ―中南米市場にアジアの熱視線―
中南米とアジア 深まる経済交流
【エリアリポート】
- [世界] 資源安下でも低成長の理由は
- [中国] 自動車市場を見る視点
- [ベトナム] 自治体が対越進出を後押し
- [米国] 電力市場に日系企業の参入拡大
- [中南米] シェアリングが生む新たな社会
- [スウェーデン・フィンランド] 産業デジタル化に取り組む
- [ロシア] 極東特区への企業進出進む
- [ギニア] 投資環境整備でビジネスの海へ
【連載】