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早慶上理、MARCH、関関同立と呼ばれる13の大学は、私立の偏差値上位校として人気が高く、規模も大きいため経営面でも「勝ち組」といえる存在です。その一方で、研究力では国立大学との差は大きく、国際的な知名度では埋没感が否めません。少子化が進み、コロナ禍もある中、そうした私大上位校はどこへ向かっていくのか? 各大学の「次の戦略」をリポートしました。同時に、大きく揺れ動く受験動向や、学部単位で就職などの「出口」を基にで評価した「最強の学部」を見える化しています。
【特集】
私大トップ校の次の戦略
早慶上理・MARCH・関関同立
[図解]トップ私立大学の現在地
早慶上理・MARCH・関関同立 大学プロフィール
■学部序列
上位校はさらに難しく 偏差値ランク20年変遷史
20年間の学部偏差値の変遷と序列
[独自診断]「出口」で評価する 最強の学部
■13大学の戦略
慶応・早稲田の目線
●慶応義塾大学 ポストコロナ見据え中期計画を大幅に見直し
●早稲田大学 提携を続々締結し 知のネットワーク構築
土俵は世界 上智・理科大
●上智大学 学ぶ中身を自分でデザイン 新教養教育を22年から開始
●東京理科大学 学部・学科再編は最終章 「世界の理科大」 になれるか
最先端目指すMARCH
●明治大学 「研究の明治」シフトで国際競争力アップを狙う
●青山学院大学 手厚い支援で研究者を育成 大学院の進学率も上昇
●立教大学 豊かな教養を身に付ける全学部共通カリキュラム
●中央大学 法学部全学年が都心へ移転 2大キャンパス時代へ
●法政大学「旬な学び」実現のため 学部横断的履修を強化
関関同立の危機意識
●関西大学 志願したい大学1位でも強い危機感。国際化に着手
●関西学院大学 DX・AI時代を見込んだ「質の高い就労」を実現
●同志社大学 リーダー育成も学び舎も主軸は「ダイバーシティ」
●立命館大学 起業家・イノベーション人材を全学挙げて育成
13大学トップインタビュー
慶応義塾大学 塾長 伊藤公平 「多彩な学びを実現する大学同士の協調が必要だ」
早稲田大学 総長 田中愛治 「優秀な教員の採用が進めば世界に貢献する人材が育つ」
上智大学 学長 曄道佳明 「論理的思考と批判的思考で分析する人材を」
東京理科大学 学長事務取扱 岡村総一郎 「生活者の目線を持った研究者の育成が不可欠だ」
明治大学 学長 大六野耕作 「世界レベルの研究を国内外へ発信していく」
青山学院大学 学長 阪本 浩 「サーバント リーダー育成の教育を進める」
立教大学 総長 西原廉太 「カリキュラム磨き クオリティー高い教育を提供する」
中央大学 学長 河合 久 「学際的な学びを取り入れて、グローバル化へ」
法政大学 総長 廣瀬克哉 「学問を、自由に生きるための武器とすべきだ」
関西大学 学長 前田 裕 「大胆な数値を掲げ、学内外に本気を示す」
関西学院大学 学長 村田 治 「AI時代だからこそ人間らしい コンピテンシーも磨く」
同志社大学 学長 植木朝子 「"エンパシー"を学ぶための機会と環境を」
立命館大学 学長 仲谷善雄 「教えすぎず 自分で考える場をつくる」
[研究・人材]名物教授招聘で強化も 研究力を決める大学人材
13大学トップの所属学部
受験生の志向は? ダブル合格時の進学先
■受験
入試の特徴から読む 13私大が求める学力
学生確保のため校数増加 付属校の「内部進学力」
■キャリア
「学歴重視」はまだまだ根強い? 出世力・就職力のリアル
国立大に劣ることはない? 高まる私大のベンチャー機運
13大学出身の社長・代表者を紹介 早慶上理・MARCH・関関同立 上場企業 トップ一覧
【ニュース最前線】
念願のTSMC日本誘致 「半導体確保」の重い対価
ユニクロ、異例の慎重計画 試される“2つの難題"
ENEOS巨額買収に漂う 再エネシフト出遅れの焦燥
【連載】
|経済を見る眼|コロナ共生で活躍する社会インフラ|苅谷剛彦
|ニュースの核心|上下から対等へ。日鉄がトヨタを訴える時代|山田雄大
|発見! 成長企業|日本電解
|会社四季報 注目決算|今号の4社
|トップに直撃|日立建機 社長 平野耕太郎
|フォーカス政治|岸田政権は“安定低空飛行"で推移へ|歳川隆雄
|中国動態|中国「脱炭素」がもたらす電力不足|福本智之
|財新 Opinion&News|中国のノーベル賞受賞に必要なのは自由な交流
|グローバル・アイ|成長できないBRICs 協調性なき新興国連合の末路|ジム・オニール
|Inside USA|米社会に新たな「分断」 引き金はワクチンパスポート|瀧口範子
|FROM The New York Times|ネトフリ最大級のヒット作に 人気の理由は格差への共感
|マネー潮流|どうなる? 米国の金融政策正常化|森田長太郎
|少数異見|「エビデンス」なんてなくてよい
|ゴルフざんまい|目覚ましい活躍を生むジョーンズの教え|三田村昌鳳
|知の技法 出世の作法|クレムリン情報からみるタリバン政権の具体的戦略|佐藤 優
|経済学者が読み解く 現代社会のリアル|21年ノーベル経済学賞は 自然実験と因果関係に着目|近藤絢子 成田悠輔
|話題の本|『認知症の私から見える社会』著者 丹野智文氏に聞く ほか
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