内容説明
歴史研究と教育との対話から現代の課題を浮き彫りにする。北東アジア史と日本北方史の最新の研究を現地調査の報告を織りまぜて紹介。
目次
第1部 北東アジア史のいま―研究と教科書の問題(中世総合資料学から見た歴史教科書の問題点―概況と問題提起;サンタンとスメレンクル―一九世紀の北方交易民の実像)
第2部 環日本海北部の中世史料研究(北東アジアの中世―靺鞨・女真の考古学;史料からみた靺鞨・渤海・女真と日本列島;金・元・明朝の北東アジア政策と日本列島;アイヌ文化形成の諸問題―歴史教育におけるアイヌ文化の意味;モンゴル帝国の真実―現地調査と最新の史料研究から)
第3部 歴史教育の立場からみた北東アジアと日本(日本史教育と北東アジア・北海道―日本史教育の立場から;「歴史教育者」教育・世界史教育からのコメント;日本の歴史教育からみた「サハリンの歴史」;高等学校世界史・日本史における北東アジア世界の教材化について)
総括討論まとめ
著者等紹介
天野哲也[アマノテツヤ]
1947年生。現在、北海道大学総合博物館研究部・同大学理学院自然史科学専攻助教授臼杵勲[ウスキイサオ]
1959年生。札幌学院大学人文学部教授菊池俊彦[キクチトシヒコ]
1943年生。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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