内容説明
著者の40年間に亘る神学研究を経て、総合的・普遍的な視点からまとめあげられた著作。多様な諸教会・諸教派を一つにするものは何かという根本的問題を探求し、2000年に及ぶ歴史を省みるとともに、教会に対して「根源に向かう」改革を提唱。
目次
A 本質への問い(キリスト教の「本質」と「非本質」;矛盾にある「キリスト教」)
B 中心的な事柄(基礎的形態と原動機;中心的な構成要素)
C 歴史(原始キリスト教のユダヤ教的・黙示的パラダイム;キリスト教古代のエキュメニズム的・ヘレニズム的パラダイム;中世のローマ・カトリック的パラダイム ほか)
著者等紹介
キュンク,ハンス[キュンク,ハンス] [K¨ung,Hans]
カトリック神学者。1928年スイスに生まれる。1954年司祭叙階。1960~96年ドイツのテュービンゲン大学教授。1962~65年第二バチカン公会議の公式顧問を務める。諸宗教との対話に貢献、平和実現に向けて「世界倫理」を提唱
福田誠二[フクダセイジ]
1953年山口県生まれ。1994年聖アントニオ神学院卒業。同年カトリック司祭叙階。2000年ミュンヘン大学カトリック神学部博士課程修了。神学博士。聖アントニオ神学院、清泉女子大学、白百合女子大学、聖母大学、上智大学、聖マリアンナ医科大学で教鞭を取る。元聖マリアンナ医科大学宗教学教授。現在、カトリック岩国教会主任司祭、カトリック広島教区教理編纂委員会委員長、広島・幟町カトリック教会エキュメニカル・諸宗教対話神学研究会主宰、広島県宗教連盟主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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