白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

京の絵師は百花繚乱 『平安人物志』にみる江戸時代の京都画壇

 

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江戸中期から幕末にかけて刊行された文化人名録『平安人物志』に掲載された400名ちかくの画家名を手がかりに、現存作品を可能な限り集め、近世京都画壇を振り返った展覧会の図録です。フルカラー図版のほかに、画家解説、落款印章、流派系図、生没年表、京の絵師・分布地図、『平安人物志』に登場する画家一覧、参考年表など資料も充実しています。

図版目次
 プロローグ 『平安人物志』以前の京の絵師
 第一部 新時代の幕開け―巨匠たちとその周辺
 第二部 京都の長崎派
 第三部 流派の乱立・画壇の成熟
 第四部 寄合描きの時代
 第五部 メディアの中の京の絵師
 第六部 文人画の世界
 第七部 御所と桂宮邸の障壁画
 第八部 幕末の情景・近代への架け橋

会場:京都文化博物館
収録文章:佐々木丞平「『平安人物志』にみる京画壇」 松尾芳樹「粉本と土佐派」 小嵜善通「近世京都画壇における伝統的巻画系流派」 黒川修一「京都における唐画」 田島達也「円山派」 横谷賢一郎「番付にみる幕末京都画壇の動向」 岩佐伸一「岸駒とその画系」 冷泉為人「京都御所の障壁画について」 鈴木幸人「『平安人物志』からみる文人画」 田島達也「『平安人物志』を読む」 大西基子「近世から近代へ」

 

 

 

 

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