白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊東洋経済 2016年3/19号 キレる老人/遅すぎた【シャープ】決断の代償/メジャーの道へ 相鉄ホールディングス/再生エネルギー “幕引き” の深層

 

週刊東洋経済 2016年3/19号 [雑誌]

週刊東洋経済 2016年3/19号 [雑誌]

 

┣■巻頭を飾る『経済を見る眼』がまた面白いですね。「シャープとシュンペーター」という三品和広教授の指摘は、企業間の内情が分かって興味深かったです。

┣■核心リポート・NEWS系が今週も弱いです。本当にコピペ記事みたい。コピペブログの私がそう思うのだから間違いない!(爆) また切れ者の編集者が拘束された !? 

┣■『遅すぎた【シャープ】決断の代償』は「台湾【エイスース】ASUSに学べ!」という指摘は良かったものの、あとは社員の愚痴を拾っただけというか。物足りず。三品和広教授の指摘に完敗してます・・・ (哀)

┣■【相鉄HD】は実は多角経営では「関東大手ナンバー1」だったという話。一度だけ大和から横浜へと抜ける時に利用しましたが、沿線はまあ田舎ですよね。(笑) 【ホテル事業】では【サンルート】を買収して急拡大したものの、やはり急ぎ早ではないのか気になるところです。損失を被れば一番影響を受けるのは主軸の【鉄道事業】ですからね。

┣■表紙インパクト大の特集『キレる老人』ですが、正直中途半端なキレ具合ですか。高齢者犯罪をトコトン掲載すべきだったかと。年配が多いと思われる読者層を意識したのか、後半は「でも可哀想な老人」的な被害状況に変わってしまっています。「老害」記事を期待していた読者にしてみれば消化不良かと。

┣■年齢とともに「脳と心は老化していく」とか「高齢者詐欺」は個人的な問題であり、若者だって十分に起こり得る話。『小児がん』と例えは良くないかもしれませんが、年齢は関係ないと思うんですよね。90歳を超えても自衛消防団として街中を元気に歩いている活発な方もおられるわけですから。「公的年金は火災保険と同じ仕組みで “掛け捨て” 保険」であるという指摘をもっとするべきだと思うし、私は「老害」も所詮は「個人」の問題に尽きると思うんです。「貧困世帯」や「高齢者」という括りに左右されるのではなく、「一個人」として見れば公平公正な社会は築きやすいと思うのだけれど。「個人・あなたを支えます」と言えば、欧州のように消費税が20%でも納得できるのではないでしょうか? 『補助政策』は「いかに多く貰えるか」という余分なことに神経が集中してしまうので、私は極力「不平等なものは無くすべき」だと考えています。

┣■『再生エネルギー “幕引き” の深層』は、前号の『日本の電力(東京電力)』の後編に当たるようですが、ウ~ン、弱いです。稲田朋美氏が監督責任のポジションに就いているってくらいで。だから地元福井での原発再稼働に熱心なのかな? 鯖江市の洒落たメガネ姿に皆さん騙されてはいけませんよ。(苦笑)

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┗■なんとか先週分も含めて “ザックリ” とですが読み終えられました。割と各誌とも浅めの記事ネタで助かったかな?(苦笑) でも「読書タイム」って楽しいですね。ラジオの声も頭に入らないくらい没頭しているのを実感する心地よさは何とも言えません。(^^ゞ もっと図書ネタの方を充実させねばと思った次第であります。

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