週刊エコノミスト 2016年03月22日号 直撃！マイナス金利 地銀・ゆうちょ・信金＋生保／オバマ大統領と共和党の対立で三権分立の危機

週刊エコノミスト 2016年03月22日号 [雑誌]

┣■ほぼ１週遅れで読み終えました。ＴＶネタで手間取りまして･･･ 

┣■今回の特集『マイナス金利』はなかなか核心部分をついており、また論文調ゆえ手際よく区切られているのが却って分かりやすかったですね。奇しくも翌週別の経済誌が同じテーマを特集として取り上げているのですが、こちらの方が２枚も３枚も上手だと思いました。カラー誌面で劣っていたくらいですかね。(苦笑)　ほぼ同じ内容でしたので、一読するならこちらを私ならオススメします。

┣■巻頭を飾る『闘論席』が今回も良かったです。片山杜秀氏の「文化の違い。根の張れないものは育たない」論に強く同意します。強行採決をしなければ進められない、是か非かの「多数決決着」には早く見切りをつけるべきですね。「今回はそちらのこの案がいいと思う」でいいのではないでしょうか？　超党派。本当は皆さん、そうでありたいのではないですか ?? 

┣■FLASH Newsが各記事とも秀逸でした。「【ＥＣＢ】追加緩和」「辺野古訴訟和解、の舞台裏・思惑」「仮想通貨を法規制」「コネクテッドカー開発」「【イトキン】前途は多難」etc.　日本ではほとんど触れない「アルゼンチンの経済改革」も取り上げられており、なかなか今号は読み応えがありました。

┣■【人民解放軍】の再編図が掲載されています。これも必見！

┣■WORLD WATCHでは「【ＦＲＢ】のマイナス金利導入を支持」という気になる見出しが･･･ 。「マイナス金利の効果は経常赤字国のみ」ですか。なるほど。説得力あるわ。(笑)　【ベトナム】や【ミャンマー】の内情もなかなか面白かったです。

┣■「難航する米最高裁人事」の方は、先日オバマ大統領が推薦する候補が発表されましたね。＞メリック・ガーランド氏。で、今回のレポートでは９人挙げておりましたが、残念ながらハズレております。(苦笑)　まあそれだけ人選を予想するというのは難しいことだということです。アメリカの有力判事候補者の一覧が掲載されており、米国事情も覗える内容となってますので、予想はハズレましたけど読み応えはあります。(笑)

┣■『商社の深層』連載再開。「お抱え弁護士」について述べられております。

┗■『グラフは語る』の中で興味深い指摘がされてます。「銃器株と金価格は連動している」。「銃器が売れる＝治安悪化＝景気低迷＝金上昇」か。言われてみれば、そんな動きになりますよね。『金』は定番に報道されますが、その裏で『銃器』の売れ行きも覗えるというわけですね。ちょっと悲しい話だけれども。