┣■巻頭の『経済を見る眼』で阿部彩女史が「高齢化、長期化する子育て」問題の核心を突いてます。この行き着く問題点を掲げているメディアはまだまだ少ないです。庶民の多くはそれに気付いているから、国の政策に乗ろうとしないわけで・・・ 。
┣■Newsはまさに核心に迫っているものばかりで非常に面白かったです。必読。また締めの『ミスターWHOの少数異見』での東南アジア事情は実に生々しい証言ばかりで興味深かったです。そうか【ベトナム】って・・・ かなり深い問題ですよね。うん。
┣■【TSUTAYA】特集は結構頁を割いてます。先日NHKで放映されたものと合わせて知れば、今現在の企業体質が良く理解できるかと。「知的さは演出だった?」「公的な事業と民間企業との融合は理想像に過ぎない?」。“割り切り” 、ある意味で “諦め” が必要なのかもしれません。
┣■メイン特集『経済総点検』は、まず非常に読みやすかったです。ドンドン読み進めていける巧みな編集ぶりに感心しました。掲載された「アベノミクス後半戦の全日程」を片手にこれからの経済予測を自分なりに考えてみるといいでしょう。日本と主要国の情勢。よく書かれていましたよ。
┣■【三井物産】特集は同社と言うよりも【商社】としての『資源権益』の今後を考えさせる記事でした。資源不足が叫ばれていたはずなのに、気付けば生産過剰な状況に。収益構造の変換を今再び求められていますが、安倍総理は資源国を訪問しに行っちゃった。(苦笑) 「人々が何を欲しているのか」。【商社】として今その存在意義を改めて求められているような気がします。
┗■連載コラム『フォーカス政治』にて『軽減税率』を巡る【財務省】と【読売新聞】との攻防の内幕が紹介されています。こんな工作をしても部数は落ちていく一方だと思うんですけどね、正直つまらない紙面だし。ミクロな社会問題だけでしょう。TVの方ではそれも少なくなりましたからね。そろそろ化膿した膿を出さないとヤバイ企業だと私は思いますけど?(苦笑) 今週は両経済誌ともに読ませますね。