白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

江戸の女装と男装

 

江戸の女装と男装

江戸の女装と男装

 

 

内容紹介

艶やかで自由な、「男らしさ」「女らしさ」が花開く時代

女装や男装の文化は洋の東西を問わず古くから見られますが、
江戸時代にも祭礼で芸者の女性が男装して出し物を演じたり、
男性役者が女性を専門に演じる歌舞伎の女形が人気を博し、
「異性装」や「男女入れ替え」の発想は江戸の人々にとってとても身近なものでした。
本書では描かれた浮世絵を通して、美しく粋な表現で自由に男女の境界を自由に行き来する、
江戸時代の風俗や文化の諸相に迫ります。


第一章 :風俗としての女装・男装 / 各地の祭礼でみられた男装の芸者や、中世的な装いの若衆
第二章 :物語の中の女装・男装 / 小説、歌舞伎などに登場する、異性装の人物たち
第三章 :歌舞伎の女形たち / 浮世絵に描かれた各時代を彩る名女形たち
第四章 :歌舞伎の趣向に見る男女の入替 / 歌舞伎にみる自由な男女入替えの発想

コラム1:俄と附祭
コラム2:若衆と陰間
コラム3:稚児と女装
コラム4:女形と理想の女性像
コラム5:浮世絵に描かれた男性らしさ・女性らしさ

収録作家:歌川広重・歌川国貞・喜多川歌麿・鈴木春信・月岡芳年東洲斎写楽 など

□ デザイン:原条令子

出版社からのコメント

(展覧会情報)2018年3月2日〜25日/太田記念美術館

内容(「BOOK」データベースより)

俄と附祭、若衆と陰間、稚児と女装、女形と理想の女性像、浮世絵に描かれた男性らしさ・女性らしさ…性の境界を自由に横断する「異性装」、その艶やかな世界を浮世絵に読み解く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

渡邉/晃
1976年東京都生。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。太田記念美術館主幹学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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