白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

永仁の壷

 

永仁の壺

永仁の壺

 

内容(「BOOK」データベースより)

加藤唐九郎が「私が作った」と告白した古瀬戸の壺は、重要文化財の指定を取り消され、壺を推薦した小山冨士夫は文化財調査官の職を辞した。世紀の陶芸スキャンダル「永仁の壺」事件。その後、唐九郎は折にふれて事件を語り、小山冨士夫は最後まで口を閉ざした―。偶然手にした小山冨士夫作のぐい呑みに導かれ、事件に引き込まれた「私」は、躯の奥に潜みつづける作家という存在そのものへのこだわりを揺さぶられてゆく…。嘘と本当のあいだを揺らぐ、複雑な人間心理をみごとに描ききる書下ろし長編小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

村松/友視
1940年(昭和15)年、東京生れ。慶応義塾大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら、小説を書きはじめ、80年にエッセー集『私、プロレスの味方です』で注目を浴びる。82年に『時代屋の女房』で直木賞、97年に『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

┣■本物は今、我が家にございます。(^_^) 【メルカリ】にて譲って頂きました。(笑) これが結構立派な壷でして、本当に「本物では !? 」なんて一瞬思ってしまいました。ピッカピカで大きな壷でございます。(苦笑)

┗■加藤唐九郎氏の作品が先日【なんでも鑑定団】にて高値で評価されておりましたけれど、色々と騒動も起こした方なんですね。自由奔放というか、昭和の時代ではよく見られた光景とも言えます。平成はちと物事が小綺麗に整いすぎてますよね。*つまんなーい* どことなく勝新太郎? そんな御仁の登場をまた期待したいものです。

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