白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

開発社会学を学ぶための60冊 援助と発展を根本から考えよう

 

開発社会学を学ぶための60冊――援助と発展を根本から考えよう

開発社会学を学ぶための60冊――援助と発展を根本から考えよう

 

┣■【開発社会学】とは何ぞや? 作者達曰く「まだ認知度が低く、研究者ですら10人にも満たない」学問だそうです。(苦笑) 社会が抱える各々の問題を「ざっくり一括りした」ものだと言えばよろしいでしょうか? 『貧困』と『格差』そして『発展途上国』の問題は確かに一括りできます。 社会の「生活水準の向上」を目指して開発・支援するための学問。う~ん、これから世間に認知されますでしょうか?(苦笑)

┣■取り上げた60冊の「構成と意義」そして【開発社会学】との関連性・意味などが分かりやすく解説されています。無理矢理【開発社会学】へと導くのではなくて、その分野をより理解するための助言も添えられているのが実にいいですね。まだ10人にも満たない彼ら・彼女らは謙虚です。(笑)

┗■書評の間に添えられているコラムもなかなか面白いです。少し殺風景な表紙ならびに目次を見ると、手に取るのに少し躊躇するかと思いますが、「これからの社会を深く考えたい」という若者達・熟年層にお薦めします。こうした「若者達と熟年層が巧く繋がる」ことこそ、本当の意味で【開発社会学】という学問が志すべき道なのかもしれません。・・・ 上手くまとまったかな?(苦笑) 

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