内閣府出身のエコノミストが、誤解・曲解がまかり通っている韓国経済および
北朝鮮経済を膨大な実データに基づいて描いた論争的経済論。
韓国経済については、「怖れるに足らず」という否定派と「学ぶべきだ」という
肯定派に二極化しているが、著者の立場は是々非々。「茶飲み話」ではない実証的な
議論のために、韓国の公表、未公表データを収集し、「真実の姿」を追究する。
農業への補償などで事前に手を打った米欧とのFTA交渉、均衡財政を守っている
健全な財政、世代間格差が少ない年金制度などを評価する一方、ソウル大学一色の
過度な受験戦争、欧州危機に翻弄されるウォンの脆弱さなどには厳しく視線を注ぐ。
北朝鮮については、データそのものが限られているなか、韓国人学者の研究を紹介し、
北朝鮮の平均寿命は「幸福の国」ブータンより長く、乳幼児死亡率もブータンより
低いといった衝撃のデータを紹介する。
手書きの図表が多数収録されている。
内容説明
独裁国家・北朝鮮は「幸福な国」ブータンより長寿。高齢者に厳しい韓国の人は日本人より幸福?データが暴く韓国・北朝鮮情報のウソ。
目次
北朝鮮篇(北朝鮮経済から「幸福」を考える(北朝鮮は最貧国じゃない;やはり北朝鮮は最貧国 ほか))
韓国篇(TPP、財政、社会保障は韓国に学べ(韓国がFTAを積極的に推進できる理由;農業被害はきっちり補償、世論対応は完璧 ほか)
教育、外国為替、電力は韓国に学ぶな(希望はソウル大学、ダメでも絶対ソウルの大学;親は多額の塾費用を負担、子供は超長時間勉強 ほか)
韓国経済の「神話」―経済成長、格差、非正規(日本より経済成長率が高いのはなぜ?;「競争の激しい格差社会」というのは本当? ほか))著者等紹介
高安雄一[タカヤスユウイチ]
大東文化大学経済学部社会経済学科准教授。1966年広島県生まれ。1990年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁に入庁。在大韓民国日本国大使館一等書記官、筑波大学システム情報工学研究科准教授などを経て、2011年より現職。専門は韓国経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
目次
はじめに
北朝鮮篇 北朝鮮経済から「幸福」を考える
第1章 北朝鮮は最貧国じゃない
第2章 やはり北朝鮮は最貧国
第3章 韓国を凌駕していた北朝鮮経済
第4章 幸福の国ブータンより長命な北朝鮮国民韓国篇 第1部 TPP、財政、社会保障は韓国に学べ
第1章 韓国がFTAを積極的に推進できる理由
第2章 農業被害はきっちり補償、世論対応は完璧
第3章 厳しい財政規律、少ない借金
第4章 歳出削減と無駄の排除で均衡財政実現
第5章 「高齢者に厳しい」年金制度
第6章 高齢者を特別扱いしない医療保険
第7章 介護難民が少ない本当の理由
第8章 外国人労働者による問題をどう回避したか
第9章 外国人労働者受け入れは副作用の小さい良薬韓国篇 第2部 教育、外国為替、電力は韓国に学ぶな
第10章 希望はソウル大学、ダメでも絶対ソウルの大学
第11章 親は多額の塾費用を負担、子供は超長時間勉強
第12章 大学は出たけれど、人気企業どころか4割が非正規軍に
第13章 欧州危機に翻弄されるウォンの脆さ
第14章 意図的に安く抑えている電気料金韓国篇 第3部 韓国経済の「神話」―経済成長、格差、非正規
第15章 日本より経済成長率が高いのはなぜ?
第16章 「競争の激しい格差社会」というのは本当?
第17章 「非正規大国」って本当?
第18章 「45歳で定年、56歳は盗賊」という神話あとがき
