白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

豪商の金融史―廣岡家文書から解き明かす金融イノベーション

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

www.kinokuniya.co.jp

 

出版社内容情報

▼「あさが来た」のモデルになった豪商廣岡家。彼らが活躍した江戸時代から昭和までの波乱の歴史をたどる。

▼現代金融取引の先駆でもあった大坂豪商の様々な役割を現代的な視点と一次史料の精査によって明らかにする!



世界初の先物取引市場であった大坂堂島米市場は、その重要な役割を社会的な影響をもつ商人(=豪商)が担った。

現代の金融技術にも比するイノベーティブな手法を駆使し、大名を相手に大商いをする姿を廣岡家文書から追う。

内容説明

商人が動かす経済・文化・歴史。大坂の豪商=廣岡家の史料が語る、江戸時代から明治、昭和に渡る波乱万丈の物語。

目次

プロローグ 豪商の大坂
第1章 大坂金融市場の形成―米市場の誕生と加島屋の創業
第2章 堂島米市場の誕生―デリバティブ取引の活況と加久の躍進
第3章 大名貸の展開―豪商はいかにリスクをコントロールしたか
第4章 廣岡家の明治維新―時代の転換と豪商の危機対応
第5章 昭和金融恐慌の打撃―加島銀行の終焉
第6章 新しい金融事業への参入―大同生命保険会社の設立
エピローグ

著者等紹介

高槻泰郎タカツキヤスオ]
神戸大学経済経営研究所准教授。東京大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)東京大学。専門は日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。