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倭人は朝鮮半島で戦ったのか──高校教科書に「ヤマト政権が6世紀に百済の支配を認めた地域」と記される加耶(任那)とは何か。古代史研究の長年の成果をもとに日本・朝鮮半島相互で出土する金冠、甲冑や前方後円墳などの考古資料から明かす。
目次
序章 教科書の歴史観とはなにか
第1章 加耶と任耶-「日本書紀」のなかの「任耶」
第2章 倭と金官加耶-鉄の交易 三~六世紀
第3章 七支刀-倭と百済の国際関係 四世紀
第4章 広開土王碑-倭は高句麗と戦ったか 五世紀
第5章 倭と大加耶-六世紀
第6章 倭の五王-卑弥呼からワカタケル 四~六世紀
第7章 百済王権の成立と発展-漢城から熊津時代 四~六世紀
第8章 百済と馬韓(慕韓)-五~六世紀の栄山江流域
第9章 武寧王と継体王-六世紀の倭と百済
終章 加耶諸国の滅亡