白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

孤独の力

 

孤独の力

孤独の力

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出版社内容情報
『他力』『大河の一滴』以来,待望久しい五木寛之の書き下ろし人生論。生と死をみつめつづけた,五木寛之の人生論の総決算。

五木寛之の畢生の書き下ろし。

生と死をみつめつづけた,五木寛之の人生論の総決算ともいうべき本。
近年とくに,老人の孤独死や,若者の,孤独を恐れての他人との結びつき願望が,マスコミでも多く取り上げられています。
しかし,「孤独」はまったく忌避されるべきものでしょうか。
どんな人も結局は一人で死に,それまで一人で生きていくことともいえます。

ならば,「孤独」を友として生きることはできないか。
いや,「孤独」こそが,生きる力になるのではないか。

五木寛之が自身の体験をベースにし,親鸞西行仏陀,そしてイエス・キリストの生涯から,「孤独に生きることの意味」を考えていきます。
ひとが誰でも直面する大きなテーマについて,五木寛之が考えた結論を,ぜひお読みください。

 

内容説明
今、生きるためにもっとも必要なもの。それは孤独の力である。五木寛之の渾身の語り下ろしに、堀田善衞氏との『方丈記』(鴨長明)についての貴重な対話を収録。

 

目次
孤独と不安
孤独からの逃避
ホモ・モーベンスとして
絆と徘徊
移動する民として
黄金の時期として
孤独者の絆
絆と戦争
生物としての孤独
孤独者として生きる〔ほか〕

 

著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮半島にわたり47年引揚げ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。ニューヨークで発売された英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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