内容説明
韓国社会を揺るがせた戦争加害の証言。ハンギョレ新聞記者である著者が、インタビューをかさね丹念に追った戦争の記憶と東アジアの激動の歴史!韓国から見た1968年論ともいえる本書は、市民運動の高まりにも言及しつつ戦争の傷からの和解を模索する。
目次
プロローグ 銃声、ある謎―一九六八年二月一二日
第1章 二つの戦線
第2章 ガジュマルの木の虐殺
第3章 復讐の夢
第4章 海兵の日々
第5章 偽装と特命
第6章 チェ・ゲバラのように
エピローグ―慰霊碑、七四の名前の前で
補論 カンのつま先―二〇年ぶりに復元された一枚の写真の話
著者等紹介
コギョンテ[コギョンテ]
『ハンギョレ』記者。1967年生まれ。『ハンギョレ21』で、ベトナム戦争民間人虐殺報道を担当。枯葉剤後遺症戦友会2千余名の新聞社襲撃という初の事件を経験。読者が集めた募金でベトナムに「韓ベ平和公園」の建設に参与。『ハンギョレ21』編集長、『シネ21』編集長、生活文化セクション等のチーム長、文化スポーツ編集者等を歴任平井一臣[ヒライカズオミ]
1958年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程政治専攻単位取得退学。博士(法学)。現在、鹿児島大学教授。専門は政治史・地域政治姜信一[カンシンイル]
1971年生まれ。建国大学校大学院行政学科博士後期課程修了(単位取得退学)。九州大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。現在、九州国際大学教授。専門は行政学、地方自治木村貴[キムラタカシ]
1972年生まれ。釜山大学校大学院法学科公法専攻博士課程修了(単位取得退学)。九州大学大学院法学府政治学専攻博士課程単位取得退学。現在、福岡女子大学教授。専門は国際人権法、韓国政治山田良介[ヤマダリョウスケ]
1972年生まれ。九州大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、九州国際大学准教授。専門は政治史・日韓関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。