内容説明
戦前の「国家主義者」の代表とされてきた男が、イスラームに生涯惹かれつづけたのはなぜか?いまだ看過されがちなこの事実から、誤解多き思想家の知られざる姿を蘇らせる。
目次
序章 黙殺された思想家
第1章 戦前と戦後をつなぐ想像力
第2章 青年期の転回と晩年の回帰
第3章 日本的オリエンタリスト
第4章 アジア論から天皇論へ
第5章 東京裁判とイラク問題
終章 大川周明にとってイスラームとは何であったのか?
著者等紹介
臼杵陽[ウスキアキラ]
1956年生まれ。東京大学大学院国際関係論博士課程単位取得退学。佐賀大学、国立民族学博物館などを経て、日本女子大学文学部史学科教授。京都大学博士。専攻は中東地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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