内容（「BOOK」データベースより）
「陶磁の道」(セラミック・ロード)学を提唱し、世界文化史上、もっとも広範囲にわたる東西交渉史を樹立した硯学、三上博士畢生の業績の集大成。陶磁貿易史研究(全3巻)では、中国陶磁器の伝播をたどり、東西を結ぶ「海の道」を実証する。
目次、挿図目録、編集後記
［序説］陶磁の道 －東西文明の交流、スリランカを中心として
［序説］中世の中東ならびに南アジアにおける中国陶磁
［序説］中東のイスラーム遺跡における中国陶磁
［本論］唐三彩 －その事始めについて
［本論］唐三彩鳳首パルメット文の水注とその周辺
［本論］唐三彩とイスラームの多彩釉陶器
［本論］長沙銅官窯磁 －その貿易陶磁的性格と陶磁貿易
［本論］唐の銅官窯の双耳壺
［本論］貿易陶磁としての元染付
［本論］元の陶磁と龍耳の葫蘆形水注
［本論］スリランカ出土の中国陶磁と陶磁貿易
［本論］南・西アジアにおける十三－十四世紀の中国陶磁の商圏
［本論］東南アジア陶磁と陶磁貿易 －ベトナム陶磁を中心として
［報告］東インド洋地域に中国古陶磁を求めて
［報告］バグダッドの博物館とサマッラのイスラーム三彩
［報告］マダガスカル出土の中国陶磁、そしてマイセン磁器
［報告］中世のイタリアと中国陶磁
［報告］南スペインの旅 －中世中国陶磁を尋ねて
［報告］メキシコの中国陶磁
