白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

東京国立博物館図版目録 やまと絵篇

 

東京国立博物館図版目録〈やまと絵篇〉

東京国立博物館図版目録〈やまと絵篇〉

 

内容(「BOOK」データベースより)

本書では総括的な語として「やまと絵」の表記を用いることとした。やまと絵は、平安時代には、中国の故事や風俗などを描いた唐絵に対して、日本の風景や風俗に取材した、四季絵・月次絵・名所絵などを指す、画題上のことばであった。鎌倉時代以降、中国から宋元の絵画がもたらされると、その新様式を取り入れた絵画、とくに水墨画などを唐絵あるいは漢画とよぶようになり、やまと絵は、平安時代以来の伝統的な絵画様式を広く意味することとなる。本図版目録には、この広義のやまと絵に核当する室町時代までの作品八十件を収録した。

 

┣・【やまと派】が描いた『猿回し』の掛軸を購入したことから手に取ってみました。(^_^) 既に所有する掛軸の中にもこの【やまと絵】は幾つかありますが、根岸の【馬の博物館】所蔵の馬厩の絵もそれに該当するんですね、言われてみれば。(笑)

馬の博物館

横浜・馬の博物館を運営する(公財)馬事文化財団は、本年創立40周年を迎えます。また、かつてこの地で賑わいを見せた根岸競馬場も開設されて150周年の節目を迎えることから、馬の博物館春の企画展ではこれらを記念し、話題の画家、山口晃の展覧会を開催します。

山口は、大和絵などの古典的な絵画手法を取り入れ、油絵具を用いた新鮮な表現で、美術界を魅了しています。大都市や空港、駅の風景を俯瞰し、その中で生きる人々の暮らしの情景を表わし、過去・現在・未来の時空を超えた大胆な表現は、日本人の精神性を透視したものであり、国内外で高い評価を得ています。特に合戦図や厩図などにみられる馬とオートバイの合体した表現は、馬の持つ潜在的能力を、現代のオートバイに重ねて、動力の力強さを捉え、逞しい日本在来馬の姿を絶妙に表現しています。

今回は、馬の作品に加えて、絵画の題材となっている古典の合戦図屏風、厩図屏風、武者図、そして刀剣、鎧・兜、日本在来馬の標本、オートバイなどを展示します。待望された新作「厩圖(うまやず)」の披露もあり、山口の精緻で魅惑的な作品と馬の博物館所蔵作品(一部借用品含む)とのコラボレーションを是非ご覧いただきたいと思います。

http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/pdf/20160219_10.pdf

 

melonpankuma.hatenablog.com

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┣・検索してみたら上記ブログを発見しましたが、私が所有する「作者不明の馬の掛軸」はもしかしたら【雲谷等顔】かも !?  (^_^;) 模写かな?

群馬図屏風 雲谷等顔筆 六曲一双 文化遺産オンライン

 

 

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